感想:アニメ「はたらく魔王さま!」第5話「魔王と勇者、笹塚を救う」(2013年5月2日(木)深夜放送)


 アニメ「はたらく魔王さま!」(全13話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ『はたらく魔王さま!』公式サイト
http://maousama.jp/

 BSデジタル放送BS日テレでの視聴です。

第5話 魔王と勇者、笹塚を救う


■あらすじ

 一度エミリアに殺されたはずの悪魔大元帥ルシフェルは、勇者の仲間だったはずの神官(ハゲ親父)と組んで魔王たちを攻撃してきた。神官の属する協会は、魔王が倒れた後の世界ではもう勇者が邪魔なので、元々魔王が死んだ後に勇者を殺すつもりだった。そしてそのための手ごまとしてルシフェルを復活させると、天界復帰を餌に味方に付けたのだった。こちらの世界でも、魔族は人間の不安や恐怖心によって魔力を補給でき、ルシフェルはコンビニ強盗を重ね、十分な魔力を蓄えていた。

 魔王とエミリアは魔力不足で勝負にならず、ついに魔王は笹塚駅前で重傷を負って倒れてしまう。しかし、ルシフェルが街ごと魔王を始末しようとした瞬間、周辺の人間は恐怖心を抱き、それによって発生した魔力で魔王はかつての姿と力を取り戻した。魔王・アルシエル・エミリアは、ハゲ親父とルシフェルを取り押さえ、丁度そこにエンテ・イスラからエミリアの仲間たちが到着した。魔王はこちらの世界に愛着が生まれていて、魔力を使って破壊された街を元に戻し、また以前のような暮らしをすることにした。エミリアもさしあたり同じようにやはりこちらに残留し、仲間はエンテ・イスラに戻っていった。


■感想

 よーやくオープニングにきちんとした映像が入りました。これで「歌の間ひたすら劇中の絵を流用してごまかす」という「キディ・ガーランド」状態から脱せました…、

 さて、第1のエピソードが完結であります(ここまでが第1巻でしょうね)。このアニメ、最初からやたら情報の密度の高い展開でありながら、早まわし感覚とかせわしなさがなく、実に上手い話運びっぷりには感心しておりました。しかもその高密度のまま1エピソードに5話も使ったので、もう満足感たっぷりで、見終わってみると「ふー、満腹満腹、ごちそう様」という満足感しかありません。

 放映前はしょーじき軽薄そうなタイトルに、内容には1グラムも期待していませんでしたが、意外にも(?)、ライトノベル発アニメとしてはかなりの高評価アニメとあいなりました。今後もこの調子で突っ走ってくれると嬉しいなぁ。


★蛇足

 みなが連呼している「セイホウキ」って何。


★追記(2013/05/04)
 セイホウキ=「聖法気」で、エミリアたちのマジックポイントのこと、との情報いただきました。