感想:少女漫画誌「ARIA(アリア)2013年7月号」(2013年5月28日発売)


 発売日:2013年5月28日(毎月28日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

■ARIA|TOP|講談社コミックプラス
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/01399

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これは恋のはなし チカ

 紆余曲折あったものの、ついに真一と遥は互いに好きだということになりました。遥は喜ぶものの、詩子から「えっ、もうキスしたの? 真一ってロリコンじゃ?」と言われて、否定しきれないものが…、そのあと真一の家に行ってみると、真一が大垣と話していて「あー、もう遥が小さいころのほうが面倒がなくてよかった〜」とかつい愚痴っていました。で、それを聞いた遥は「真一さんはロリコンなんですか?」と聞いて、慌てて真一が否定して。


 なんかコメディっぽい回でありました。しかし21歳差ではロリコンと言われて否定しきれないのではないだろうか。



摩訶ソサエティ ミキマキ

 今回のテーマは主人公進化論。基本的に主人公像というのは昔も今も変わりませんが、一つだけ大きく変わったタイプがあります。それはハーレム物の主役。昔はその手の漫画の主人公は、うっかりヒロインのパンチラを見て張り倒されるのが定番でしたが、今では「主人公が何もしなくても、ヒロインが自分からパンチラやらお風呂シーンやら披露してくれる」物に変化したと。その理由は昔は読者が「エッチなシーンが見たい」でしたが、今では「面倒もなく自動的にエッチなシーンが見たい」に進化(?)したからだと。


 すばらしい。昨今のハーレム物の傾向を見事に分析していますが、女性読者がこれを見て面白がるかどうかが良く解らない。



悪夢の棲む家 ゴーストハント いなだ詩穂(原作:小野不由美)(隔月連載)

 幽霊騒ぎはたちの悪い隣人がこの家を安く買い叩こうとして仕掛けていた嫌がらせだと解りますが、隣人のハ○デ○親父は「くそう、俺たちにさっさと家を売らないくせに、生意気な! 俺がうだつの上がらない中学教師だと馬鹿にしやがって」と、理不尽に逆ギレ。一方、ナルたちはこの家の住民から「まだ何か居る」と訴えられ、真砂子を呼んで来て霊視してもらったら「ホントに何かいますよ」とか言われました。


 結局何かいるのかいないのかはっきりしろ。
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