小説「隻眼のライレ」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 450巻）のあらすじです。
（※以下、今回の話の内容のネタバレですのでご注意ください）
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隻眼のライレ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-450 宇宙英雄ローダン・シリーズ 450) [文庫]
ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 五十嵐 洋 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2013/6/6)
発売日： 2013/6/6
〈宇宙英雄ローダン・シリーズ450〉《パン=タウ=ラ》の内部の調査をすすめていたローダン一行は、謎の突風に襲われた！
《パン＝タウ＝ラ》にいるローダン一行は、アンスク人に追いつめられ、絶体絶命となっていた。だが、なぜか相手が突然に撤退をはじめたため、危ういところで命びろいする。一行はその後、数グループにわかれて、船内のようすを探ることにした。アンスク人たちが播種船に積みこまれた“胞子”を使い、危険な実験をしているらしい。その研究室を見つけだそうと考えたのだ。ところが、急に突風が船内を吹きわたりはじめた！ 後半900話より、宇宙の城サイクルとなる第450巻です。
◇８９９話 ハイパー空間嵐（ウィリアム・フォルツ）（訳者：五十嵐 洋）
突然《パン＝タウ＝ラ》内に「ハイパー空間嵐」が吹き始め、テラナーもアンスク人も大混乱に陥った。さらに《パン＝タウ＝ラ》司令室内では、ラルドが持ち込んだ兵器の攻撃が始まり、アンスク人は司令室から駆逐された。「兵器」は実はラルドそのものだった。やがて嵐が収まり、ローダンたちはようやく司令室にたどり着くが、そこにはかつて強者に仕えたロボット『ライレ』がいた。（時期：不明。３５８６年１１月頃？）
（「《パン＝タウ＝ラ》」サイクル完結）
◆９００話 隻眼のライレ（ウィリアム・フォルツ）（訳者：五十嵐 洋）
遥かな過去。ルーワーは「物質の泉の彼岸の勢力」の指示で、ある「大群」の建設に参加した。建設後、ルーワーはその謎の勢力と戦うことを決め、物質の泉を通るための「鍵」となる、ロボット・ライレの「左目」を強奪した。しかしその目はルーワーの知る物質の泉には使用できなかったため、彼らは一旦目を未開惑星に隠し、目と対応する物質の泉を探し始めた。
その後、ライレは、ケモアウクたち七強者に仕えたが、目を取り戻すため、まずバルディオクの反乱に協力した。そして原始的な昆虫種族アンスク人を《パン＝タウ＝ラ》に連れてきて改造した。やがてバルディオクが失踪したため、ライレは《パン＝タウ＝ラ》を移動させ、ウィンガーの神「宇宙の全車輪」として君臨し、ウィンガーに目を探させ始めた。しかし、ある日アンスク人の反乱で司令室を奪われ、なんとか脱出したライレはクオストートに逃げ込んだ。
現在。ローダンたちはライレが「宇宙の全車輪／ラルド」だったと知って驚くが、物質の泉からの危機に対応するためライレに協力を依頼した。そして物質の泉の手がかりを探すため、七強者の拠点「宇宙の城」を探索することを決意した。（時期：不明。３５８６年１１月頃？）
（「宇宙の城」サイクル開幕）
