ペリー・ローダンあらすじ・第14サイクル「《パン=タウ=ラ》」(434〜450巻/868〜899話)

《バジス》発進!  (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-434 宇宙英雄ローダン・シリーズ 434)

・巻数:434~450巻(868~899話)
・期間:3586年
・舞台:銀河系、チューシク銀河

 3586年4月、《バジス》は《パン=タウ=ラ》捜索のため銀河系を旅立ち、チューシク銀河へ向かいました。同じ頃、ローダンたちの《ソル》もまた《パン=タウ=ラ》を求めチューシク銀河を目指していました。旅の途中、ローダンたちは超越知性体“それ”が発した死の間際のようなメッセージを受信しました。やがて《バジス》と《ソル》はチューシク銀河で合流しますが、目指す《パン=タウ=ラ》は目標地点から消えうせていました。

 チューシク銀河は『ウィンガー』という種族が最大勢力で、ウィンガーは『宇宙の全車輪』という神を崇めていました。「宇宙の全車輪」は『目』と呼ばれる何かを探すため、何万年も前からウィンガーを他銀河に派遣していました。ローダンたちは調査の末《パン=タウ=ラ》が「宇宙の全車輪」の拠点星系に移されていることを突き止めますが、《パン=タウ=ラ》は船体の12/13がハイパー空間に隠れ、残りが通常空間に残るという奇妙な状態になっていました。


 一方、太陽系には未知種族『ルーワー』が現われ、彼らが太古に地球に隠した機械「目」を回収しようとしましたが、「目」は既にミュータント・ボイト・マルゴルによって持ち去られていました。ルーワーはLFT政府に対して「目」の返還を要求し、火星を占拠してしまいました。


 チューシク銀河では、ローダンたちがウィンガーに変装して《パン=タウ=ラ》に潜入し、船の一部を支配する存在『ラルド』と接触しました。ラルドはかつては《パン=タウ=ラ》の支配者でしたが、今では『アンスク人』という別勢力に船の片隅に追い詰められていました。ローダンたちはラルドから《パン=タウ=ラ》の司令室に機械を運ぶように命じられ、アンスク人の支配領域に突入しました。そして苦闘の末、司令室に機械を運び込み、ラルドの機械はアンスク人を司令室から駆逐して船を奪還しました。そして、ローダンたちは、司令室で、かつて強者に仕えたロボット『ライレ』と出会いました。(434巻〜450巻/868話〜899話)(3586年4月〜時期不明(3586年11月頃?))
 
隻眼のライレ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-450 宇宙英雄ローダン・シリーズ 450)