感想:アニメ「這いよれ!ニャル子さんW」第12話(最終回)「さようならニャル子さんW」(2013年6月30日(日)深夜放送)


 アニメ「這いよれ!ニャル子さんW(ダブル)」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■名状しがたいアニメ「這いよれ!ニャル子さんW」オフィシャルサイトのようなもの
http://nyaruko.com/

■アニメ第一期
http://nyaruko.com/first/introduction/index.html

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第12話(最終回) さようならニャル子さんW


■あらすじ

 ニャル子たち三人は上司から、もう番神が完成したので、幻夢境警備の必要は無いので地球から引き上げる様に命令される。もし指示に逆らえば犯罪者になるため、さしものニャル子も従うほかは無い。落ち込む三人を見かねた頼子は、とりあえず幻夢境に番神を見物に行こうと提案する。担当者のノーデンスによれば、新技術「HPLシステム」通称「Hビルダー」のおかげでで500年かかる開発が一日で終わったという。ノーデンスから今から番神の起動テストだと聞き、ニャル子たちは実戦テストの相手を買って出るが、その真意はテストの最中に番神を破壊してしまい、このまま地球に居座ろうというハラだった。ところが起動した途端番神は一目散に真尋を追いかけてくる。実は番神のOSにはニャル子の性格がコピーされていたのだった。ニャル子たちは真尋に頭をなでてもらうという条件で番神を破壊する。

 結局番神が無くなったため、ニャル子達は引き続き八坂家に滞在して任務を続行することになったとさ。おしまい。


■感想

 ということで、最後の最後までハイテンション馬鹿馬鹿しいストーリーで駆け抜けました。

 「W」スタート前は、あの第一期の強烈なオープニング曲を超える曲なんてまず作れまい、とか思っていたのですが、第二期のオープニング「恋は渾沌の隷也」はらくらく前作を超えてしまったし(SAN値、ピンチ!という掛け声が頭の中をリフレイン)、お話も「あの特撮ネタとかを満載した第一期を超えられるのか?」とか密かに危ぶんでいたら、そんな心配が野暮なほどアホストーリーが連発して繰り出してきて、もう毎週楽しくて楽しくて。毎回何の心配もなしに視聴できる優秀アニメでありました。イヤー面白かった。これは掛け値なしの当たりでありましたよ。


〇今週の(いくらかでも)解ったネタ
・サブタイトル=セルフパロディというか、第一期第二話「さようならニャル子さん」のもじりだと思います
・番神のマニュアル=初代ガンダムアムロが読んでいたガンダムのマニュアルのパロ
・ノーデンス「このプレッシャーはなんだ」=多分Zガンダムシロッコネタ
・ノーデンス「番神鍛冶の当主が作ったHPLシステム、Hビルダー」=『HPL』はクトゥルフ物の創始者ハワード・フィリップ・ラブクラフトの頭文字。鍛冶が作ったシステム云々は、ガンダムAGEの「AGEビルダー」とかその辺りのパロ。
・ノーデンス「一握りの天才が世の中を動かす云々」&頼子「木星帰りみたいな?」=Zガンダムシロッコネタでしょう
・ニャル子「無敵ロボトライダー」=まんま「無敵ロボトライダーG7


○元ネタ不明
・クー音「ドリームクラブで発明家の子は指名しない」=ゲームネタなんでしょうけど…
・クー音「はらわたをぶちまけろ」

 あと、ノーデンスと一緒にいた惑星保護機構の二人組ってEDに名前が無かったけど声優だれだっん?