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人気が有るのか無いのかよく解らない連載「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋本治)を読んで思ったことをつらつらと。
今回は人情話で青森から東京に修学旅行でやって来た女子学生を両さんが助けてあげるお話。お話自体は良い話系なのですが、ちょっとひっかかったのが、女子学生たちが「都会ではみんなスマホを使っている。私たちはガラケーで恥ずかしい」とか言う場面…
うーん。首都圏の住民の、地方に対する差別意識の『旬』は、今は「俺たちはスマホが当たり前なのに、その他の地域の住民はいまだガラケー使いだってよwww」というところなんでしょうかね(類似例:http://gudachan.hatenablog.com/entry/2013/06/28/133844)。
ふと思ったのですが、多分そういう人たちにとっては「首都圏以外」ということで「日本の地方の県」も「アフリカの未開の地区」も一緒くたで区別がついていないんだろうなぁと。テレビ番組で「アフリカのXX国のXX村でようやく無線でネットに接続できるようになりました。住民は村の集会所に置かれたパソコンが使えるようになり、ネットが使えて便利だと大喜びです」とか的なシーンを見たことがあるのですが、首都圏以外ではああいうかんじだと思っているんでしょうねぇ。
住民はいかにも貧しく頭が悪そうで、「パ、パズドラ? ら、LINE? ゆ、YouTube? ニ、ニコニコ動画? ツ、ツイッター? グ、google? ス、スマホ? おら、全然聞いたことがないだべよ、なんだねそりゃ? 食べ物かね?」みたいなイメージなんだと最近ようやく解ってきました。以前はギャグかと思っていたのですがどうやら真剣にそう見下しているらしい。
これだけLINEが流行っていてパズドラが流行っているのに、何故流行り物好きな学生たちがスマホを持ってないと思うのか。と前々から不思議だったのですが、「同じ日本人だと思っていなくて劣等人種扱いしているから」と考えてようやく合点が行った次第。