感想:雑誌「日経エンタテインメント!2013年9月号」(2013年8月3日発売)


 発売日:2013年8月3日(毎月4日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

日経エンタテインメント!
http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/index.shtml


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>アニメ・アニソン・声優の新常識30
>声優が出演するイベントにはファンが押し寄せ、アニソンはヒットチャートを席巻。「アニメ」の人気拡大にともない、その力を加速させる「声優」「アニソン」の存在がクローズアップされている。“三位一体”の構造を解き明かすと共に、押さえておくべき最新事情と“新常識” を解説していく。


 今の覇権アニメは「進撃の巨人」で、あと夏新作では「物語シリーズ〜」が覇権だ、とかうんぬんかんぬん。アニメ雑誌とは別の視点で業界を眺めたいならどーぞ。



映画原作料のお値段 邦画の原作使用料、200万〜400万円は妥当!?


 映画「テルマエ・ロマエ」について、原作漫画の作者が「映画は何十億のヒットなのに私は100万円もらっただけ。そのあとノーギャラで宣伝に借り出されて云々」と愚痴っていた話についてのネタ。

 結論から申しますと、内容は「映画業界関係者から金もらっているだろ?」といいたいくらい原作者を攻撃しまくりでした。


・原作者は所詮「0を1にした」だけ。映画関係者がそれを膨らませてやったのだから原作者は大して重要じゃない、よって金を払う必要も無い

・大体原作者は映画がコケてても責任を負わないのに金だけもらう気か? 100万もらえば十分だろ?


 云々。「所詮0を1にしただけ」とか書いてある一方で、「原作無しのオリジナル企画など無理。XX万部のヒット、とかいう前提が無いとスポンサーが取れない」とか書いてあって、原作者を蔑ろにしているくせに、原作は必要としている、とかいう映画業界のふざけた姿勢を臆面も無くさらけ出しています。おいおい。


 「テルマエ・ロマエ」の監督とか主演とかがいくらもらったのか知りたいところではありますな。原作あっての映画なのに、原作者が100万円で監督が興行収入のnパーセント契約とかで、5000万円くらいもらっていたらどーしよー。
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