アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」(全26話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
地上波・TBS系での視聴です(放送:毎週日曜 17:00〜17:30)。
第22話 『第二十二話 向かうべき星』
■あらすじ
ヤマトは惑星レプタポーダでディッツ提督たち反政府派のガミラス人と出会い、イスカンダルがガミラスと二連星であること、ガミラス人がイスカンダル人を崇拝していること、ガミラス帝国の内情、などの様々な情報を得る。ヤマトとディッツ派との同盟はならなかったものの、メルダがヤマトに連絡将校として残ることになった。
一方、雪はユリーシャとしてガミラス本星に連れて行かれる。ミーゼラは雪がユリーシャで無い事に気が付くが、デスラーは気にしない。そしてドメルの葬儀の場で、ガミラス人の悲願だった「イスカンダルとガミラスの大統合」をぶち上げ、ユリーシャ(実は雪)がそれを承認したという大ぼらを吹く。
ヤマトはワープでついにイスカンダル/ガミラスのあるサレザー星系に突入するが、そこにガミラスの宇宙要塞からの攻撃が襲い掛かる。
■感想
※以下、辛口の感想になっておりますので、本作品が好きな方はご注意ください。
3
2
1
収容所惑星にきっちり残る藪…、なんで? 再度捕まってでもヤマトに戻るほうが良いと思うけどなぁ。あとシュルツの娘のヒルデたんが、雪の小間使い的な役目で再登場。まさかここでヒルデたんに再び出会えるとは。
ヤマト艦内では、果てしなく存在の意義が無い真琴が今更ながらに加藤と仲のよいところを強調したり、玲・ユリーシャ・メルダの綺麗どころ三人娘がパフェをネタにしたキャキャウフフ展開を見せたり…、何故このクライマックス前に今更こんな砕けた展開を?と思わずにはいられません。こういう話を持ちだしてくるのが10回遅いわ! 今は決戦ムードを盛り上げる時期なのでは。
デスラー総統のオートスリア併合、もといガミラスとイスカンダル大統合ネタとか、反政府勢力の胎動とか、まあそのあたりは宇宙大絵巻でそこそこは面白くはあるのですが、問題はもう「滅びそうな地球を救う」云々というテーマがどこかに消えていることですな。今視聴者は「ああ、早くヤマトが帰ってこないと地球が滅んでしまう…」とか感じてます? 少なくとも私はもう「ガミラス帝国の内情」に気持ちが移って地球のことなんて忘れてましたわ。こんな焦点の当て方でいいのか、スタッフよ。もっと地球の危機感を煽るべきじゃないのか。それともヤマトの連中とか地球は脇役で、イスカンダルとガミラスのお話のほうがメインなのか?
☆蛇足
・地球人の作った宇宙戦艦が
・目的地の貴族的な人を乗せて
・人類未踏の銀河に進出
・そこは独裁者が頂点に立つ極悪星間帝国が支配し
・地球人は反政府勢力と手を結ぶ
…、あれ、こりゃペリー・ローダンの「カピン」編だ…