アニメ「進撃の巨人」(全25話+総集編1話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
■TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト
http://www.shingeki.tv/■原作サイト
http://shingeki.net
第25話(最終回) 『#25 壁 -ストヘス区急襲(3)-』
■あらすじ
アニ/女形の巨人は壁の外に逃げようとするが、追いついた巨人エレンが死闘の末女形の巨人を行動不能にした。しかし、逃げられないと解ったアニは透明な宝石のようなもので自分の身を包むとその中で眠りについてしまう。エルヴィンは多大な犠牲を払いながら何の成果も無かったことを糾弾されるが、これが反撃の始まりだと反論する。そしてエルヴィンの処分やエレンの王都送りは無しになった。ラスト、アニが登ろうとした壁が崩れ、中から超巨大巨人の顔が覗いた。終わり。
■感想
※以下、辛口の感想になっておりますので、本作品が好きな方はご注意ください。
3
2
1
最終回だからかバトルシーンは大迫力でよし。しかし結末は、原作未読派なら怒って画面に物を投げつけそうなシーン投げっぱなしのままおしまい…、ひでぇ。原作ではこのあと鎧の巨人&超巨大巨人の正体が「エエッ、あの人だったの?!」とか盛り上がるのですけどね…
■総括
『水増しが酷いアニメ』の一言に尽きる。まあ原作が、一つの場面で一年くらい連載にかけていたりして、しゃきしゃき進むタイプではないので、あまり手早く進めると原作に追いついてしまう、という事情はわかるのですが…、
第一クールの水増し(=エレンの独白で延々とごまかすとかミカサの独白で延々(略))のひどさは目に余るものがありました。もうシナリオへの怒りで画面がまともに見れないくらいで、世間が「うわーい! 進撃進撃 バンザーイ!」と大騒ぎなのを横目に「なんでこのクXシナリオでそんなに面白がれるのか」と不思議で仕方有りませんでした。
第二クールからはようやくエンジンがかかってきましたが、まあなんにせよ原作の途中の半端なところで終了するのは見えていたわけで…、覚悟はしていましたが、この結末はどーよと。私は原作の連載を読んでいるのでまあ良いとしても、アニメしか知らない人はこの投げ捨てぷりをどう思うんだろ。
しかし、まっ、原作の販促アニメとしては大成功したんじゃないですかね。作者にお金もしこたま入ったでしょうし、潤うところは潤ったのでしょう。私にとってはその程度の認識のアニメに終わりました。
★蛇足
最後に作者の諫山創氏か描いた1ページ漫画=『エレンたちが走りながら「俺たちの戦いはこれからだ!」とか叫んでいるシーン』に笑った。結局このアニメで一番面白かったのがこれでしたよ。