感想:NHKドラマ(新番組)「怪奇大作戦 -ミステリー・ファイル-」第1話「血の玉」(2013年10月5日(土)放送)

怪奇大作戦 ミステリー・ファイル [Blu-ray]

 NHKドラマ「怪奇大作戦 -ミステリー・ファイル-」(全4話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

怪奇大作戦NHK
http://www.nhk.or.jp/kaiki/

 衛星放送・NHK BSプレミアムでの視聴です(放送日:2013年10月5日(土) 22:00〜22:44)。


■概要

 ジャンルはSFミステリー系。往年の名作特撮ドラマ「怪奇大作戦」の何回目かのリメイク(今風に言うとリブート)作品。


■キャスト
上川隆也(牧 史郎)
原田泰造(三沢京助)
田畑智子(島田梨沙)
村井良大(野村 洋)
高橋真唯(小川さおり)
原田美枝子(的矢千景)

第1話 血の玉


■あらすじ

 山の中で人間が次々とミイラ化する事件が発生していた。警察の捜査に協力していた三沢は、被害者が血を吸われて死ぬ瞬間に、奇怪な血の玉が飛びまわっているのを目撃した。牧は調査の結果、現場に「冬虫夏草」の菌が落ちていたことを突き止め、何者かが空を飛ぶ機械に血を吸う特殊な冬虫夏草を積み込んで人を襲わせていると考える。牧は冬虫夏草研究の権威の教授を訪ねるが、教授はあからさまに動揺する。さらに教授の娘婿が、空中を自在に飛びまわる無人兵器の開発にかかわっていたことが判明した。

 実は教授の孫娘は、原因不明の奇病で細胞が急速に老化する症状を発症していた。牧は教授たちは新種の冬虫夏草を開発し、その病気の治療に使っていると推理する。娘婿は子供の血が冬虫夏草の成長により効果的と知り、子供たちのいるキャンプ地を襲わせるが、教授は娘婿の暴走を止めようと機械に突っ込み血を吸われて死ぬ。さらに娘婿も牧に追い詰められ、娘の事を牧に託して自分は冬虫夏草に血を吸わせて死んだ。牧は最小限のサンプルを残して残りの菌を焼却させた。


■感想

 オリジナルシリーズのいくつかや、2008年にやはりNHKで放送した「怪奇大作戦 セカンドファイル」は視聴済み。

 おおおおお? 結構出来が良いぞ? 何で? 円谷プロ作品と言えば、最近放送したウルトラQネオにしても、一昔前のウルトラQダークファンタジーにしても、怪奇大作戦セカンドファイルにしても、とにかく「ハズレ」ばっかりだったので、この新作ももう何一つ、一グラムも期待していなかったのですが、これが意外に当りでした。

 教授役の森本レオとか配役も良いし、シナリオも「つきあってられんわ」的なダメ要素がないし…、ホント、どうしたの? これは嬉しい驚きです。これがまぐれでなくて次回以降もこのクオリティを維持してくれていたら嬉しい限りです。予想外の拾い物だったのでちょっと興奮しちゃった。


★ついで

 サブタイトルのロゴが昭和テイストのレトロタッチなのに笑った。

 

他の回のあらすじ・感想

第2話「地を這う女王」
perry-r.hatenablog.com
第3話「闇に蠢く美少女」
perry-r.hatenablog.com
第4話「深淵を覗く者」
perry-r.hatenablog.com
 
怪奇大作戦 ミステリー・ファイル (角川文庫)