感想:アニメ「機巧少女は傷つかない」第3話「Facing "Cannibal Candy" III」(2013年10月21日(月)放送)


 アニメ「機巧少女(マシンドール)は傷つかない」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■『機巧少女は傷つかない』公式サイト
http://www.machine-doll.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第3話 Facing "Cannibal Candy" III


■あらすじ

 雷真のところに、夜々たちの生みの親の「花柳斎硝子」(声:ゆかな)がオートマトン「いろり」(声:茅野愛衣)と共に来訪し、夜々にかけられていた封印を外す。雷真は風紀委員のリゼットから、シャルロットの部屋から魔術回路が多数発見されたため、カニバルキャンディの容疑者になったと教えられる。雷真はリゼットに頼んでフェリクスのロッカー(?)を調べようとするが、以前リゼットと話していたときの違和感を確かめるため、考え直してリゼットのロッカーを開ける。その中に入っていたのは『リゼットの死体』だった。その瞬間雷真はリゼットに殴り倒されて失神し、カニバルキャンディの協力者として風紀委員に引き渡されてしまう。一方シャルロットもフェリクスの罠にかかり、カニバルキャンディにされてしまう。実はフェリクスこそがカニバルキャンディだった。そこに風紀委員から逃れてきた雷真と夜々が現われる。


■感想

 今回はイマイチ。リゼットは雷真にフェリクスのロッカーを見せろといわれて案内したようですが、普通に考えて組織の身内の私物をホイホイ見せるものだろうか?という点がまずひっかかりましたし、また雷真が偽リゼットに殴り倒されるまでリゼットの遺体をぼんやり眺めているのも変な感じ。鍵を奪って扉を開けたなら、後ろからリゼットが追いかけてくると考えて、警戒するのが当然じゃないですか。見ていて「なんかこの人たちの行動っておかしくね?」という違和感がありすぎ。

 あと、カニバルキャンディの正体がフェリクスだ、というのは登場した瞬間に解ってましたからねぇ(というかあの怪しすぎるフェリクス以外が犯人だったらそっちのほうがビックリでしたよ)。犯人当てに何の意外性も無かったというのもガッカリしましたねぇ。基本的な設定はベタにほどがあるのだから、もう少し気の利いた展開にして欲しかった…(まあこれは原作が悪いのであってアニメスタッフに言ってもせん無き話ではありますが…)

 夜々のパンチラとかそんな細かいご褒美だけでは、そうそう良い点は上げられませんな。


☆ついで

 リゼットのロッカーを開ける前にネームプレートが映りましたが、薄暗いし英語だしで当初意味が解らなかった。あそこはもう少し工夫すべきだったのでは。