感想:NHKドラマ「実験刑事トトリ2」第3話「偽りの断崖〜写真家の仕掛けたわな」(2013年10月26日(土)放送)


 NHKドラマ「実験刑事トトリ2」(全6話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

土曜ドラマ「実験刑事トトリ2」|NHKオンライン
http://www.nhk.or.jp/dodra/totori2/

 NHK 総合での視聴です(放送:毎週土曜 21:00〜21:58)。

第3話 偽りの断崖〜写真家の仕掛けたわな


■あらすじ

>写真界の第一線で活躍する大坪知里(横山めぐみ)はある男から脅迫を受けていた。男をひそかに殺害するため、彼女は時間的にも場所的にも完全なアリバイを捏造し、犯行を実行する。写真家ならではの巧妙かつ大胆なトリックがそこには仕組まれていた。都鳥(三上博史)も安永(高橋光臣)もそれを見破ることがなかなかできず、捜査は難航する。そして彼女の犯行の真の狙いは・・・。

 有名写真家「大坪知里」(横山めぐみ)は、モモイという男から盗作の事で恐喝され、口止めのため毎月大金を支払っていた。しかしモモイが再度写真家を目指すと言い出し、何かのきっかけで盗作がばれる可能性が出てきたため、知里はモモイを仕事場で殺害し、山中で撮影中に崖から転落したように偽装する。

 トトリは、カメラの設定や車のバックミラーの位置から、誰かがモモイを殺して現場まで運んだと見抜き、名刺から知里にたどり着く。そしてオフィスで鏡を使ったトリックで死角を作って殺害したこと、またあらかじめ撮っておいた現場の写真を再度撮影することでアリバイを作ったことを指摘する。実は盗作したのは、知里の息子でやはり写真家の「務」で、モモイが捨てた写真を自分名義でコンクールに送っていたのだった。

 最後に有名アイドル「マコリン」(栗山千明)がトトリの妹だと判明する。


■感想

 鏡を使った死角、「写真を再度撮影」してのアリバイ作り、最後に「実は盗作したのは」というどんでん返し、と、よく出来た話でした。あまたある「刑事コロンボからの派生物」のなかではかなり良い出来だと言えましょう。