感想:NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」『File-06』(2013年11月7日(木)放送)


 NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー - NHK
http://www4.nhk.or.jp/darkside/

 衛星放送・NHK BSプレミアムでの視聴です。(放送日:2013年11月7日(木) 22:00〜23:00)。


■概要

>UFO、ネッシー、雪男、予言&占い、心霊現象、超古代文明、妖怪、吸血鬼、魔女…。闇の魅力がもつ妖しげな幻に対して、「今、何がどこまでわかっているのか?」を徹底検証!そこから浮かぶのは、自然の神秘、私たちの脳や心の不思議なメカニズム、社会のからくり、昔の人の驚くべき技術と想像力…。ダークサイドの向こうの“本物の不思議”をワクワクしながら楽しんでいただく、NHKならではの超常現象ガチンコ検証番組!


出演者 栗山千明 (くりやまちあき)

テーマ曲: 志方あきこ
オープニング曲“Arcadiaアルカディア)”
エンディング曲“Leyre(レイレ)”
アルバム名/ “Turaida(トゥライダ)”

語り: 中田譲治(声優、俳優、ナレーター)
代表作 『巌窟王』(モンテ・クリスト伯爵)、『ケロロ軍曹』(ギロロ伍長)、『HELLSING』(アーカード)、『Fate/Zero』(言峰綺礼)、『劇場版 空の境界』(荒耶宗蓮)など

『File-06 UFO&トリノ聖骸布の謎』


■内容

06 UFO&トリノ聖骸布の謎


日本や世界で続々と撮影されるUFO(未確認飛行物体)の最新映像を、スタジオで専門家が徹底分析!明らかになる驚きの真相とは?▽キリストの姿?神秘の布に科学が挑む。


多摩川で大人数が同時目撃した発光物体!桜島上空の巨大円盤!ニューヨークを編隊飛行する白色球体!巨大ワームホールから飛び出る宇宙船!住宅街に浮かぶオレンジ色の光群!九州上空を飛ぶ巨大な龍!…世界中から続々と報告される驚きの最新UFO映像を、専門家たちが徹底鑑定!《未確認飛行物体》の真相にガチンコで挑む!▽キリストの姿?謎の人物像が浮かぶ《トリノ聖骸布》に挑む科学の戦いと、衝撃の仮説の数々とは?

(1)UFO映像

 インターネットとかに流れるUFO映像を、映像と天文の専門家(共にUFOスキー)が分析。そして正体を「ロケット」「レンズの前の透明カバーに光が反射」「風船」「信号弾」「LEDを点滅させる新型タコ」「ビニール」などと次々と種明かしして行き、衝撃の「ロンドン上空にUFOの編隊が!」という映像は、加工のミスから「CGによるでっち上げ」と解ったりします。



(2)トリノ聖骸布
トリノ聖骸布とは明暗を逆転させると人の姿が映し出される不思議な布。一般的には映っているのはイエス・キリストだといわれている。
・見つかったのは1600年代フランス。以後聖遺物として扱われてきた
・1970年代に科学者が分析したところ、布には絵の具などは付着しておらず、繊維の表面一万分の6ミリの部分までが変色しているとわかった。一体どうやったらこんな変色が起きるのか解らない
・1980年代に布の古さを調べ、1100〜1200年頃のものと判定された。しかし異論も多い。
・世界初の写真という説もあるが、決定的とはいえない
・結局、現代科学ではどうやったらこんなものが作れるのか未だに解っていない


■感想

 UFO映像編で大ウケだったのが、映像を流す前に、あの有名な矢追UFO特番のテーマ曲「チャララー、チャララチャララー、ジャーン」というあの音楽を流したこと。もう吹きだしましたよ! あと、中田譲治氏がいつもの口調で「この物体は一体なんだろうか? 某アニメに出てくる使徒か?」とか言い出したのにも笑わせていただきました。NHK番組でこんな台詞が聞けようとは。


 トリノ聖骸布編ではいつものように「実はこういう真相でした」という解明結果が出るのかと思って待っていたら謎のままで終わったので唖然となりました。つまりこれマジもんのミステリーなのか。


 UFO正体メッタ斬りとトリノ聖骸布の余韻の残る終わり方で、今夜も大満足でした。


 さて、この番組、スタートした時は「プレ版+本編6回」と告知されていたので今回で終わりだと思っていたので、栗山千明さんが「次回もお楽しみに」と言ったときには狂喜しましたよ。次回は12/13(金)放送予定で、ノストラダムスジェヴォーダンの獣を扱うようです。楽しみだ〜!!