感想:アニメ(新番組)「バディ・コンプレックス」第1話「出会い」


 アニメ「バディ・コンプレックス」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

バディ・コンプレックス アニメ公式サイト
http://buddy-complex.jp/index.html

 BS11での視聴です。


■概要

 原作無しのオリジナル作品。ジャンルは巨大ロボット物。


■キャスト
渡瀬青葉:松岡禎丞
隼鷹・ディオ・ウェインバーグ:内山昂輝
弓原雛:早見沙織
(他のキャストは後述)

第1話 出会い


■あらすじ

 「渡瀬青葉」はごく普通の高校生。クラスメートの帰国子女「弓原雛」は、以前から青葉の事が気になっているらしい。二学期初日、日本近海の上空に巨大な穴が開き、そこから人型ロボットが転落してきた。そのロボットは未来から2014年に飛ばされてきたが、操縦者は未来の青葉に恨みがあるらしく、この時代の青葉を殺そうと学校を襲撃する。慌てて学校から脱出した青葉を何故か雛が助け、隠してあった人型ロボットに青葉をかくまう。雛は自分は未来から来たと告白し、未来の青葉からこの襲撃を聞かされており、青葉を守るために近くにいたのだという。雛は襲撃してきたロボットを撃墜し使命を果たすものの、未来に帰る手立ては無く、この世界のどこかに逃げ出すしかないらしい。驚く青葉だったが、撃墜した敵はまだ生きており、相討ち狙いで自爆装置を作動させる。雛は敵が通ってきた未来との道がまだ開いていることに気がつき、敵を引きずったまま道に飛び込む。その途中、敵は爆発飛散し、さらに何故か雛も操縦席から消えてしまう。

 青葉が気が付くと、何故か先ほどとは違うロボットの中におり、周囲は戦場だった。


■感想

 事前に情報を全く調べないまま視聴したので、もっと子供向けの「対象年齢7〜9歳」的なガキンチョアニメかと思っていたのですが、違ってました…、意外とまともそうな内容ですが…


 ストーリーは…、うん? 「ターミネーター」? または「38世紀から来た兵士」? 「未来で戦争している兵士が偶然から現代にタイムスリップして現地に迷惑をかける」というあらすじを聞いたら、ハーラン・エリスン先生がすぐさまパクリだと怒って裁判を起こしかねない…、とか考えていましたが、早見沙織声を聞いて一安心。この人がヒロイン役だと何故か安心できる。


 次回からは未来編で、ガンダムSEED連邦軍みたいな制服を着た人々と共に戦う模様。で、相方とは物凄いケンカをしながら戦いの中で認め合って行く的な流れになると思われます。いきなり一話で脱落したかもしれないヒロインとか、最後まで顔も名前も不明だった敵とか、後々に向けての伏線はガッチリ仕込んでおり、興味をそそられるところですが…、こういう時間テーマの意味ありげな伏線とかまともにこなせるアニメってありうるんですかねぇ? どうも、終盤になって「えっ、そんな伏線あったっけ」みたいな真似をされるようなイメージしか浮かばない…、シナリオライター陣は信用できるのか? あとロボットのデザインがすんごい野暮ったい…


 ということで、『滑り出しは意外と良かったのですが、次回以降どう転ぶかやはり不安』という、まだまだ先の見えないアニメです。


★キャスト情報の続き
倉光源吾:速水奨
レーネ・クラインベック:藤村歩
リー・コンラッド杉田智和
ヤール・ドゥラン:吉野裕行
エルヴィラ・ヒル:佐藤利奈
奈須まゆか:花澤香菜
アネッサ・ロセッティ:井上麻里奈
アルフリード・ガラント:森川智之
ビゾン・ジェラフィル:櫻井孝宏
タルジム・ヴァシリー:島粼信長
ラーシャ・ハッカライネン:田村睦心
マルガレタ・オキーフ内山夕実