感想:アニメ(新番組)「Wake Up Girls!」第1話「静かなる始動」


 アニメ「Wake Up Girls!」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■Wake Up Girls!公式サイト
http://wakeupgirls.jp/

テレビ東京あにてれ Wake Up, Girls!
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/wug/index.html

 CS放送・AT-Xでの視聴です。


■概要

 原作無しのオリジナル作品。ジャンルはアイドル物。


■キャスト
島田真夢 吉岡茉祐
林田藍里 永野愛
片山実波 田中美海
七瀬佳乃 青山吉能
久海菜々美 山下七海
菊間夏夜 奥野香耶
岡本未夕 高木美佑
(他のキャストは後述)

第1話 静かなる始動


■あらすじ

 仙台の女子学生7人によるアイドルユニット「Wake Up Girls!」は、2013年のクリスマスイブにひっそりデビューを果たした。メンバーの一人「島田真夢」はかつて人気アイドルグループ「I-1」(アイワン)でセンターを勤めていたため Wake Up Girls! は少し話題になったものの、それっきり。しかも、彼女たちの所属事務所は社長が金を持ち逃げして事実上活動停止状態で、残っている社員は仕事の経験もろくに無い若手「松田耕平」のみと、お先は真っ暗状態。それでもメンバーは、今後の活動については楽観的だった。2014年になって、松田に地元の有力者から共同マネージメントの話が持ちかけられる。ところが事務所に相手が現われると、いきなり水着を取り出した。


■感想

 テレビアニメ放映スタートと並行して、「テレビアニメ放送前の前日談(グループ結成までのエピソード)」を劇場で公開するという異例の大作扱いのアニメ。原案・監督は何かと話題の業界人・ヤマカンこと山本寛氏で、スタッフは「らき☆すた」のメンバーが結集とか、話題が豊富な作品です。


 初回を視聴しての感想ですが…、まあ悪くないのではないでしょうか。メインキャラ七人組の声優は全員オーディションで決めた云々という事で、もっとド素人くさい演技を覚悟していましたが、取り立てて酷いとは思いませんでした。このレベルなら普通に行けます。絵については、キャラ一覧を見て描き分けが出来ていないのでは、とか危惧していましたが、実際に見てみると、それも杞憂でした(考えてみりゃ、若手漫画の作品でこの程度の書き分けなんてなんぼでも有るよね)。


 本来見せるべき「第一話」を「劇場版」として切り出し、テレビ視聴者にはいきなり「承前」で始めるというご無体な姿勢は正直ムカつきますが、キャラの台詞でなんとか流れは理解できるので、そこはまあ許しましょう(偉そう)。


 あっ、あと『パンチラ』ね。ライブシーンで強調するように見せていて、多少あざといとは思いましたが、「一騎当千」シリーズとか「Aika」のようなゲスい見せ方でなく、しかし「一時停止を駆使してようやくバンチラしているかどうかわかる」というようなみみっちい感じでもなく、で、出たらドキッとすると感じで、出し方としては上手いんじゃないですかね(でも、あのライブの時点でメンバーは現役女子高生で事実上の素人なんですよね。そんなステージでのパンチラを強要するマネージャーというのはダメじゃないのか)。


 作品イメージとしては「ものすごく地味にした『アイドルマスター』」という感じですが、今後見続けても良いと思いました。「有名スタッフによる超期待作」などという雰囲気は皆無ですが、まあ私はスタッフ名とかあんまりこだわりはないですし…、ということでもう少しお付き合いしてみる予定です。


☆蛇足

 今回のサブタイトルが見つからない…、こういうのってホントにむかつく。「ファイ・ブレイン」とかあれくらい解りやすく表示しろと言いたい。


★キャスト情報の続き
岩崎志保: 大坪由佳
近藤麻衣: 加藤英美里
吉川愛: 津田美波
相沢菜野花: 福原香織
鈴木萌歌: 山本希望
鈴木玲奈: 明坂聡美
小早川ティナ: 安野希世乃
松田耕平: 浅沼晋太郎
丹下順子: 日高のり子