アニメ「帰宅部活動記録」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
CS放送・AT-Xでの視聴です。
(地上波放送:2013年7月〜10月(全12話))
第12話(最終回)
■あらすじ
最終回スペシャルで小ネタ21連発。
記録の三十七「よみちがい」
現国の授業中に居眠りしていた桜は、教師に教科書を読めと言われ、代わりに一句「詠んで」怒られる。
記録の三十八「爆散ってなに?」
授業中に居眠りしていた花梨は、ファンタジーRPG的夢を見ていた。その中で花梨は魔王軍に追いかけられていたが、勇者のバクが魔王軍を爆散させる。バクさんが爆散。
記録の三十九「虫嫌い」
花梨は夏希に家に4センチのムカデが入って来た話をする。で、その大きさを「11週くらいの胎児」と比較しておしまい。
記録の四十「節水」
桜はトイレの大でも小でも流れる水は結構多いと指摘。大中小全て「小」の水量で流せばいいと言い出す。夏希は「中」とは何か尋ねるが、それは水っぽい(以下略)
記録の四十一「対義語」
クレアはシャーペンの芯が一本5円だと知り、あまりの安さに驚いて「天文学的」の反対語「量子力学的」という言葉を発する。
記録の四十二「登場!!あいかりん」
夏希は友人の古橋愛に呼び出されて行ってみると、愛と花梨が待ち受けていた。ふたりはお笑いコンビ「あいかりん」と名乗り、「不良」というコントを始めるが、あまりにつまらなくてガックリ。
記録の四十三「あいかりんの逆襲」
四十二の続き。二本目のネタ「産まれる」もしょうもなくて夏希は脱力するが、古橋の下の名前が愛だと初めて知って喜ぶ。古橋のほうは「中学三年間友達だったのに知らなかったのか」と慟哭して〆。
記録の四十四「油断」
生徒会長の高円マドカが生徒会室でポテチを食べてだべっていると、突然自分が映っていることに気が付く。で、「前回最終回と聞いていたので油断していた」とか言っておしまい。
記録の四十五「絶対平等」
四十四の続き。サッカー部と野球部の間で揉め事が発生し、マドカは生徒会副会長の飯塚を送り込む。飯塚の能力は給食を公平に分配する力だった。見物していたクレアは「給食がない学校では全く役立たず」と辛らつな評価をしておしまい。
記録の四十六「鳴き声」
桜は「犬はワンちゃんというのに、何故ネコはニャーちゃんと呼ばないのか」と言い出す。で、鳴き声ネタで盛り上がり、牡丹は「ツクツクボウシはツクツクボウシちゃんで良い」とか言い出して収拾が付かないままに〆。
記録の四十七「地図」
帰宅部員は桜の案内で可愛い雑貨屋を目指すがなかなかたどり着かない。夏希は桜が見ている地図を覗き込むと、お約束の「世界地図」…ではなく、銀河系の図解だった。
記録の四十八「庶民の味」
クレアは花梨からカップアイスの蓋についたアイスを「一番美味しいところ」と紹介され、舐めてみて「これが庶民の味」と感激。
記録の四十九「武勇伝」
牡丹は三歳のときスナイパーに狙撃されるが、胸に入れていた「あるもの」のおかげで弾が止まり助かる。そのあるものとは「肋骨」で、当然夏希に突っ込まれる。
記録の五十「†もしも異界でクマ四天王の着ぐるみのクマの中の人がスーパー女子ヤ人だったら…†」
牡丹はクマ四天王最強の「きぐるみクマ」と対決するが、その中身は花梨だった。で、牡丹は花梨の女子力に全く手も足も出ずに負ける。
記録の五十一「うろおぼえてもいない歌」
帰宅部員はモルダウ川のほとりにやって来た。花梨は桜に合唱曲の「モルダウ」を「ドイツ語」で歌うように頼み、桜を半泣きにさせる。ちなみにモルダウのドイツ語版は無いというオチ。
記録の五十二「可愛い子には飴をあげすぎた」
いつものようにクレアは花梨を甘やかしまくっていた。夏希がクレアに注意するものの、既に花梨は赤ん坊化していた。
記録の五十三「絵描き歌」
桜は「夏希絵描き歌」を考え付く。それは黒板の前に座っている牡丹の頭の上に、三日月(いわゆるアホ毛)を描いておしまいだったとさ。
記録の五十四「かわいい」
花梨はサッカー選手が表彰式で車の鍵の模型(あの大きい奴)を持っているのを見て、「サッカー選手は大きな車に乗るんですねぇ」とボケてクレアを歓喜させる。
記録の五十五「桜ちゃん絵描き歌」
桜は今度は自分の絵描き歌を思いついたというが、やたら前口上が長い。そこを早送りしたら「あっという間に桜ちゃん」とか言いながら超凝った絵を描き上げるが、歌うところはカットされていた。
記録の五十六「ツッコミの穴」
この世界のどこかにはツッコミを修行する「ツッコミの穴」が存在する…、というネタに夏希が「そんなんあるかー」とツッコミを入れて〆。
記録の五十七「大事なお知らせ」
桜は部員たちに二つの重要なお知らせがあると告知する。一つは学校内をうろついていたネコに子供が生まれたこと、もう一つは番組は残り60秒しかないという事実だった。部員たちはどんなネタで締めるかざわつくが、そこに夏希に愛から電話がかかってくる。焦る夏希だったが愛はかまわずしょうもない内容をだらだら話して切ってしまい、時間きれとなってしまう。
で、最後はみんなで下校するシーンでおしまい。
■感想
最終回。バカ系作品らしく、ラストを良い話でまとめたりせずに、ひたすら選り抜きのくだらない話を連発して〆ました。まあこのアニメらしいや。
■総括
序盤は声優陣のあまりのド下手ぶりとか絵のイマイチぶりに呆れ返りましたが、原作漫画を読んでみたらアニメの方が、キャラデザが10倍くらい可愛い上に、話も5倍くらい面白かったので評価が一転、桜とか牡丹のドヘタ演技も「まあこういうもんだ」という事で気にならなくなりました。ということで、最終的には結構面白かったと評価しちゃいますよ。
しかし…、何故あんなつまらなさそうな原作をアニメ化したのか謎だ…、日本テレビ系の考えることは良く解らないね…