雑談:記事:『ビットコイン取引所のMt. Gox(マウント・ゴックス)が倒産 社長サンは「悲劇の当事者」』

ビットコイン取引所のMt. Gox(マウント・ゴックス)が倒産 社長サンは「悲劇の当事者」 - Market Hack
http://markethack.net/archives/51912797.html

ビットコインはAさんからBさんに電子コインの所有権を委譲した場合、「Bさんのものになりましたよ」ということを、電子コインを使用しているコミュニティ全体に常にリアルタイムで通知、徹底することで、ひとつの電子コインに対して二人の取引参加者が同時に「これは僕のものだ」と主張することがないようにしています。

>これは昔、株券が紙に印刷されたカタチをしていて、それをひっくり返すと名義人(=その株の正当な保有者)の名前がずらっと並んでいた……あの感覚に似ています。名義書き換えが済んで、昔の保有者の名前が斜線で消されて、新しい名前になるとそのオーナーが変わった事実はユーザー・コミュニティ全体に周知徹底されるわけです。

 ビットコインというについては、いつも上記のような説明が書かれているわけですが、じゃあ、今回のようにAさんのコインを悪人Xが盗んだ場合、その所有権書きかえとやらはどうなっているのか? という点が凄く疑問だったのですが、以下の説明で納得しました。

●Mt.Goxはどのようにしてコインを盗まれたのか?(サイバー攻撃の解説)
http://blogos.com/article/81211/

 つまり、悪人Xは何をしたかというと、

1)マウント・ゴックスの自分の口座(例えば1000ビットコイン入っている)から全額引き出す
2)そのあとマウント・ゴックスに「お金が引き出せなかったよ」とウソ情報を送る
3) 1)と2)を果てしなく繰り返す
4)最終的にマウント・ゴックス内のビットコインの持分はゼロになる

 ということになるわけです。なるほどこれなら所有権云々は問題ないや。