感想:アニメ「ファイ・ブレイン 神のパズル」(第3シリーズ)第25話(最終回)「生きているのがムチャクチャ楽しい」(2014年3月23日(日)放送)


 アニメ「ファイ・ブレイン 神のパズル」(第3シリーズ)(全25話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHKアニメワールド 「ファイ・ブレイン 〜神のパズル」
http://www9.nhk.or.jp/anime/phibrain/index.html

サンライズ公式サイト「ファイ・ブレイン 〜神のパズル」
http://www.phibrain.net/

 NHK Eテレでの視聴です(放送:毎週日曜17:30〜18:00)。

第25話(最終回) 生きているのがムチャクチャ楽しい


■あらすじ

 カイトとレイツェルは、神のパズル「時の迷路」の現実空間に舞い戻り、再び対決するが、カイトはレイツェルを圧倒して勝利目前まで突き進む。しかし実はカイトはレイツェルが逆転できるようにわざと隙を残しており、結局パズル対決は「数字上の勝者はレイツェル」「パズルを完全に理解・解明したのはカイト」という引き分けの形で終わった。

 オルペウスはカイトを生贄と定め、カイトの中に乗り移ろうとするが、そこでキュービックが用意した転移を防ぐ仕掛けが発動し、カイトは助かる。さらにそこに死んだはずのルークが現われた。ルークはカイトとのパズル対決で死んだふりをしてオルペウスの目から逃れ、反撃の機会を伺っていたのだった。ルークの手配でギャモンとフリーセルも無事だった。ところがオルペウスはまだ消えておらずジンの中に残っていた。実はジンはパズルを極めたいという点でオルペウスと通じるところがあり、いつの間にか両者は合体していたのだった。ジンはレイツェルに「欠けているもの」とは「他人のためでは無く自身のためにパズルを楽しむ心」だと教えた。そしてカイトに見守られながら事切れる。

 そして、二年後の春。ノノハたちはルート学園を卒業し、学園長やルークたちと共にジンの墓参りに来ていた。しかしカイトは卒業を待たず、既に海外にパズル武者修行の旅に出ていた。ノノハはカイトが残したパズルを苦労して解き、中から出てきたメモを手がかりにカイトを追いかけることにした。最後、カイトが外国の村で子供たちにパズルを教えているシーンでおしまい。

今週のパズル=時の迷路(http://www9.nhk.or.jp/anime/phibrain/3rd/puzzle/index.html)


■感想

 面白パズルアニメもついに最終回。過去二シリーズ同様パズルバトルをクライマックスに上手くまとめ、安心安定の結末と相成りました。ラスト、カイトがジンの遺志を継ぐように子供たちにパズルをレクチャーする旅に出る、というのも納得の締めくくりでした。

 3シリーズもやってくれたので、これでカイトたちとお別れというのもいい時期でしょう。というか毎回オリジナルパズルを考案する、というのを3シリーズもよく続けられたなぁと思います。NHKらしい人畜無害さを維持しつつ、それでいて毎回引き付けられる面白さを提供してくれた良いアニメでした。


★おまけ

 もういなくなったのも誰も気にしていないくらいあっさり消え去ったエニグマ哀れ。