あらすじ(ネタバレ):小説「暗黒星雲誕生」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 470巻)(2014年4月10日(木)発売)

暗黒星雲誕生 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-470 宇宙英雄ローダン・シリーズ 470)

 小説「暗黒星雲誕生」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 470巻)のあらすじです。
(※以下、今回の話の内容のネタバレですのでご注意ください)

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暗黒星雲誕生 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-470 宇宙英雄ローダン・シリーズ 470) [文庫]
エルンスト・ヴルチェク (著), 工藤 稜 (イラスト), 青山 茜 (翻訳)
文庫: 288ページ
出版社: 早川書房 (2014/4/10)
発売日: 2014/4/10

宇宙英雄ローダン・シリーズ470〉テケナーとジェニファーは、神殿都市ラキクラスで先ツォッターの秘密を探りはじめた!


神殿都市ラキクラスは、かつて暗黒星雲プロヴコン・ファウストを支配していた伝説の種族、先ツォッターが築いた文明の遺跡であった。ボイト・マルゴルとパラテンダーたちに追われて、ラキクラスにかくれ場を見つけたロナルド・テケナーとジェニファー・ティロンは、サイコドを創造したといわれている先ツォッターの秘密を探りだそうと、ラキクラスの廃墟のなかを探索する。そこで、ひとりのツォッターと出会ったのだが!?


◇939話 ラキクラスの謎(エルンスト・ヴルチェク)(訳者:青山 茜)

 (927話からの続き)。銀河系・暗黒星雲プロヴコン・ファウスト内。ボイト・マルゴルはサイコドの影響で精神に変調をきたしつつあった。一方、惑星テクへターではロナルド・テケナーとジェニファー・ティロンが、神殿都市「ラキクラス」の廃墟を放浪中にツォッター種族の女性と出会い、ツォッターが男性と女性を交互に繰り返し、男性の間は知性を喪失する事を知った。ツォッター女性たちは、苦労の末、サイコドから祖先の偉大な王「テツォール」の精神を復活させた。(時期:不明。3587年4月頃?)



◆940話 暗黒星雲誕生(エルンスト・ヴルチェク)(訳者:青山 茜)

 10万年前。プロヴコン・ファウスト一帯に暗黒星雲は無く、『レアンダー』という精神力を発達させた種族の国『アルラ・マンドラ』が星々を統治していた。やがて技術者種族『ペトロニアー』が現われ、自衛のための技術の無償提供を申し出たが、ペトロニアーの真の目的は、他種族を自分たちの技術に依存させ、最終的に兵士にすることだった。ペトロニアーは惑星を原料に偽装用暗黒星雲を建設したが、レアンダーはそれを利用し、種族の半数は精神的に進化して星雲と一体化した。しかし残りは進化できないまま退化を続け、「ツォッター」となってしまった。精神化したレアンダーは、種族の完全進化を達成するため、マルゴルやガイアミュータントを生み出したのだった。

 テケナーたちは対マルゴルのため、テツォールと同盟を結んだ。(時期:不明。3587年4月頃?)