感想:ゲーム付き雑誌「月刊スパ帝国 Vol.19」(2014年1月号)

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■月刊スパ帝国 Vol.19 | スパ帝国
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Vol.19は戦時経済ゲーム「ウォータイムエコノミー」だ。労働者ダイスを6つの職場に配置し、産業基盤を整えて武器を作れ! 最後に最も多くの軍事力=勝利点を持っていたプレイヤーの勝ちだ!

 オンラインゲームショップの i-ogm(http://www.boardwalk.co.jp/iogm/)のメルマガで新入荷一覧に入っていたので、興味を持って購入。届いたら「ゲーム付き雑誌」を買ったはずが、何故か「ゲームの箱」しかなかったので、あっれぇ?と目をぱちくり状態でした。実のところは、ゲームの箱の中に、ゲーム一式と、A5サイズのルールブック+その他諸々面白い事を書いたミニ冊子が入っている、というコンポーネントでした。ゲーム+読み物を毎月発売とは、懐かしいコンパイルの「ディスクステーション」みたいな商品だね、とか思ったりして。

ゲーム

「ウォータイムエコノミー」

全て能力の異なる8ヶ国が登場。好きな国を選んでWWIIを戦い抜こう。インフラを整え、労働力を動員し、技術を高めて勝利へ邁進するのだ。

要所要所には「真珠湾」「スターリングラード陥落」などのイベントが設定されており、最初に通過したプレイヤーにボーナスをもたらす。ポジション取りの駆け引きが重要だ。

「ショート」「ロング」「ソロ」の3つのゲームモードを実装。1人でも大勢でも時間が無くても遊べるぞ。インストも簡単だ。1プレイ10分〜30分。

 
 いわゆる「ワーカープレイスメントゲーム」というものだと思います(以前は誰もがこの言葉を当たり前のように使っていて説明が無いので、アレルギー化した果てに使うやつはブッ○してやろうかと思うくらい嫌な言葉でしたが、要するに毎ターン労働者(ワーカー)を工場とか農場とか好きな場所に配置して収入を得るとかそーいうタイプの経営ゲームのことです)。

 プレイヤーは「ソ連」「日本」「アメリカ」果ては「フィンランド」などそれぞれ特徴の有る国のどれかを担当し、あれこれしながら7ラウンド(1939〜45年)の間に最多得点を得る事を狙うというものです。正直この手のゲームには詳しくないので、何かの真似なのか独創的なのか、面白いのかそうでないのか、の見極めもつきません……、とりあえずウォーゲームとかその類では無かったです。おやおや。しかしサイコロとかコマが入っていることにはちょっと感動。普通「自分で用意しろ」と言われますから。

小冊子

・付録ゲームのルール
・ゲームレビューコーナー

 パンデミックのようなボードゲームもあればタワーディフェンスゲームも紹介。


・XCOM: Enemy Unknownプレイ日記「ぐう凡地球警備隊ファイナル」

 これサイコー。「XCOM〜」は「UFOに乗って地球に攻めてくる宇宙人と、地球の少数精鋭の特殊部隊が戦うSFゲーム」なのですが(参考1、2)、プレイレポートがバカみたいに面白いです。これだけでも買った元を取った!みたいな。

※参考1 『XCOM:Enemy Unknown』ってマゾゲーがあるんですよ→「ふーん」→プレイしたらきっちりハマる:iPhoneゲーマーな日々86
http://www.gamecast-blog.com/archives/65752273.html

※参考2 取り返しのつかない死が生む面白さとドラマ『XCOM:Enemy Unknown』
http://www.gamecast-blog.com/archives/65752761.html)

 

まとめ

 雑誌部分が期待以上に面白かったのですが、さすがに毎月要らない?ゲームを買うために1200円払うのもちょっとキツイか……