感想:NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)『File-05 ネッシーの真実 Part2』(2014年5月10日(土)放送)

 NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー - NHK
http://www4.nhk.or.jp/darkside/

 NHK総合での視聴です。(放送:毎週土曜 22:30〜22:50)

『File-05 ネッシーの真実 Part2』


■内容

ネッシーの正体の核心に迫る!巨大生物は生きられるのか?湖面を動くコブ状物体の謎。近年解明されたネス湖の神秘現象との関わりは?調査を究めた伝説の男の最終結論は?

>撮影成功!取材班の目前に現れた、湖面を動く巨大コブ状物体の正体は?ネッシーの真実をさぐるシリーズ第2弾は、いよいよ核心へ!ネス湖に巨大生物は生きられるのか?科学的シミュレーションの結果は、意外にも…?近年撮影された映像の数々を徹底分析!巨大生物か?錯覚か?それとも…?単身、潜水艇で潜り、大船団でソナー調査を実施するなど、ネッシー捜索に人生をかけた伝説の男が明らかにする、衝撃と神秘の最終結論とは?

 BSプレミアム版の「File-01」(2013年4月24日(水)放送)から。


 湖にどれくらいの生物が住んでいるか、は食物連鎖を元に推定できる。「プランクトン→ミジンコ→魚→ネッシー」というピラミッドを想定し、ミジンコの量などから湖に生存可能な動物の数を推測すると、体重1000Kgの爬虫類が1.9匹程度。これは巨大ワニが二匹生活するのがギリギリのレベルで、繁殖も出来ない。つまりネス湖に巨大生物は生存不可能のようである。

 ネス湖でよく「コブ上の何か」が目撃される。2013年3月にはNHK取材班も謎の何かを撮影に成功した。しかし、それは「船が通った後に出来た波」だった。船が遥か向こうに通り過ぎた後に波だけが見えると、何かコブ上のものが水面下にいるように見える。また「鳥の群れ」が遠目には巨大生物に見えることも有る。

 波に逆らって何かが動いている姿が目撃される事も有るが、それはネス湖特有の「静振(せいし)現象」らしい。ネス湖では特有の地形から、表面の暖められた水が移動する際、たまたま風と反対方向に動くことがある。すると水にのって動く流木は風に逆らって進むため、波に逆らって進むように見える。

 ということでネス湖に巨大生物はいなさそうだが、今でも観光客がネス湖に押しかけている。人は未知の何かが大好きなんですね。


■感想

 ネッシー特集パート2。あっさり流しすぎである。「生涯をネッシー調査に捧げた人」の話とか、一時間バージョンだと感慨深かったのにねぇ。