あらすじ(ネタバレ):小説「人形惑星」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 472巻)(2014年5月9日(金)発売)

人形惑星 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-472 宇宙英雄ローダン・シリーズ 472)

 小説「人形惑星」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 472巻)のあらすじです。
(※以下、今回の話の内容のネタバレですのでご注意ください)

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人形惑星 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-472 宇宙英雄ローダン・シリーズ 472) [文庫]
ハンス・クナイフェル (著), ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 増田久美子 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2014/5/9)
発売日: 2014/5/9

宇宙英雄ローダン・シリーズ472〉長期にわたり任務についている《バジス》乗員はキブスーン症候群を発症してしまった!


《バジス》乗員の四分の一に“キブスーン症候群”と呼ばれるアレルギー症状が出た。聴覚が異常に過敏になり、ちいさな音にもはげしい痛みを感じるのだ。長期間にわたって宇宙船での任務につくことが原因のため、対処法は惑星への着陸しかない。ローダンは宇宙の城探しをいったん中断し、発見した惑星クリニックに、患者たちを降ろすことにする。ところが、この惑星に近づいたことで、デメテルのようすがおかしくなった!


◇943話 キブスーン症候群(ハンス・クナイフェル)(訳者:増田久美子)

 3587年3月。エランテルノーレ銀河。《バジス》船内でアレルギー『キブスーン症候群』が蔓延したため、《バジス》は治療のため『クリニック』と名づけた惑星に立ち寄った。直後、デメテルが錯乱し、ロワ・ダントンたちを殺そうとした。過去、デメテルは『目』を探索中、ある惑星で現地の男性3人を殺してしまい、何かの度にその記憶が蘇る呪いを受けていた。デメテルが、ロワ、ハイタワス・ボール、ペイン・ハミラーを愛したのは、殺した三人に似ていたせいだった。ボールとハミラーはそれを知りデメテルへの愛が醒めるが、ロワは今後も愛すると言う。(時期:3587年3月28日〜)



◆944話 人形惑星(ウィリアム・フォルツ)(訳者:増田久美子)

 アラスカとガネルク=カリブソは「ガネルクの鍵」入手のため、惑星デログヴァニエンへ向かっていたが、ガネルクはますます老化し、死を覚悟し始めていた。デログヴァニエンでは人形が凶暴化しており、アラスカたちを襲撃してきた。ガネルクは殲滅スーツを破壊し、発生したエネルギーを「超自我」(精神)に取り込むことで力を取り戻すと、体を放棄し、超自我を惑星中の人形に分散させた。人形はガネルクと一体化して狂気から開放された。アラスカはガネルクに別れを告げ、鍵を手に入れてデログヴァニエンを立ち去った。(時期:不明。3587年3月頃?)