感想:ゲームブック「火吹き山の魔法使い2」(I・リビングストン)(2010年発売)【プレイ中】


 ゲームブック「火吹き山の魔法使い2」(I・リビングストン)の感想です。

 序盤をプレイしただけですが、とりあえずの感想など。

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■(同人誌)火吹山の魔法使い2 アドベンチャーゲームブック [ゲーム探偵団(ゲームミュージック館)]
http://www.game-tanteidan.com/eshopdo/refer/refer.php?sid=ns90262&cid=0&gid=28&me=&vmode=2&view_id=172000715000
未邦訳ゲームブックシリーズ
アドベンチャーゲームブック
「火吹き山の魔法使い2」
〜リターン・トゥ・火吹山〜

原題「RETURN TO FIRETOP MOUNTAIN」
I・リビングストン
J.I.S.L 訳
※本作品はコピー本です。

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■データ(個人的補足)

 同人誌。サークル「社会夢想社」発行。かつて社会思想社から発売されていたゲームブックシリーズ「ファイティング・ファンタジー」の日本未訳の第50巻を翻訳したもの。大きさは社会思想社版とそっくり同じあの文庫サイズです。内容は、第1巻「火吹山の魔法使い」のその後(10年後)が舞台となる冒険談です。本国イギリスでは1992年に発売されたとのこと。



■あらすじ

 かつて、ある冒険者が「火吹山の魔法使い」こと「ザゴール」を倒した。しかし、その時はザゴールが自分自身に死から復活するための呪文をかけていたと知る者はいなかった。そして10年後、ザゴールは蘇ったのだ! ザゴールは部下たちを火吹山近隣の村に送り込み、肉体を再生するための「材料」として人間をさらっている。「君」は恐怖に怯える村人たちを救うべく、火吹山に行きザゴールを倒さねばならない。さあ、ページをめくりたまえ。



■内容紹介/感想

 剣と魔法のファンタジー世界物。パラグラフ数400。サイコロを振って「体力/技術/運」を決定するなど、ルールはお馴染み「ファイティング・ファンタジー」そのままで、特別ルールなどはありません。

 先代「火吹山の魔法使い」はパラグラフ1からいきなり迷宮に挑みましたが、本作では火吹山突入の前に小冒険が待ち構えている二部構成となっています。雰囲気は「本家」リビングストンの執筆だけあり、しっかりファイティング・ファンタジーしていて、そのあたりは問題はなく、たちまち作品世界に入り込んでしまいました。

 ただ序盤を軽く読んだ限りでは、「早くザゴールを倒しに行こう!」と勢い込んで読み始めたのに、前述のごとく「小冒険」をこなさないといけないので、(ストーリー的には必要ではあるのですが)そのあたりがテンポが悪いなぁという感が有りました。あと、少し読み進めただけなのに、なんかやたら運試しをやらされる……、序盤でこれなら今後どうなる?!みたいな危惧も……


 とは言え、それなりにはイケるみたいですので、火吹きの迷宮に突入したらグッと面白くなるかもしれません。そう期待して読み進めてまいりましょう。