感想:百合系漫画誌「コミック百合姫2014年7月号」(2014年5月17日発売)


 発売日:2014年5月17日(奇数月18日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

一迅社WEB コミック百合姫
http://www2.ichijinsha.co.jp/yurihime/

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無酸素恋愛[コダマナオコ]

 主人公さんは陸上のスポーツ特待生として入学したのですが、故障で部を辞めざるを得なくなったという暗い過去の持ち主。部活のライバルだった娘は、今では全国レベルの選手として学校の期待の星。その元ライバルさんは主人公を見るたびに「この脱落者」とかなじるし、マッサージとかさせるし、傲慢極まりないのですが……

 という感じで傍目には仲がいいとは見えないのですが、本人たちは意外と分かり合っていて、最終的になんだかんだいいながらもくっつくオチ。なかなか良し。今月号は不作気味だったので唯一の収穫といえる作品でした。



ゆるゆり[なもり]

 2本立て。

1)櫻子の家に綾乃たち生徒会のメンバーを招く事になって、櫻子が張り切ってカレーを作って云々と言うお話。2)京子がごらく部で、りんごの皮をむくのに一々「ギャーっ」とか「血が出たー」とかウソ発言でみなを騙して大騒ぎ、的なお話。



百合男子[倉田嘘]

 第一部最終回。『おれはこの百合坂を登り始めたばかりだぜ』とかいう台詞、つまりお馴染み男坂のパロディで〆。


 巷ではこの連載が人気みたいですが、私としては「この人もすっかりバカ漫画家になっちゃって見損なったなあ」的気分。大昔はシリアス漫画家だったんで、あのころは好きだったんですが、今は面影もありません。

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 時々今は亡き百合姫Sの雰囲気が無性に懐かしくなる……、