感想:少女漫画誌「ARIA(アリア)2014年7月号」(2014年5月28日発売)

ARIA (アリア) 2014年 07月号 [雑誌]

 発売日:2014年5月28日(毎月28日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

■ARIA|TOP|講談社コミックプラス
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/01399

これは恋のはなし チカ
これは恋のはなし(11) <完> (KCx)

 最終回。真一は遥に「おれたちは変わらないなぁ」とつぶやくと、遥は「変わらなくて良いんです」と答える。

 そして月日が経ち……、昼寝している真一を幼い遥が起こしに来ます。実はそれは遥ではなく、真一と遥の娘「結」でした(もう母親そっくり)。そして真一と遥が結婚しても、相変わらず真一の家には大垣・サトミ・杉田・詩子が押しかけてきてご飯を食べてました。結は杉田に早く詩子と結婚なさいとかけしかけていて、それを遥と大垣(編集長になった)がにこやかに眺めています。最後に真一・遥・結の親子三人が休日にお出かけするシーンでエンド。


 いやー最高! 文句なしの最終回でした。足掛け五年の連載のラストに相応しい結末です。まあ、まさか結婚式を通り越して子供が生まれた後まで行くとは思いませんでしたが、みんな幸せそうで何よりです。

 思い返せば、小学生編の頃は遥の身の上が暗いわ詩子がいじめっ子だわとか色々有って、正直流し読みだったのですが、中学生編に入った頃から(遥が真一を押しまくるので)グッと面白くなって、以後は注目しっぱなし。話が進めば進むほど面白くなってきて、ラストは完璧な締めくくりでした。もう言うことなし。

 この作品は少女漫画スキーに是非ともお勧めしたい逸品ですね。