感想:ウォーゲーム(アプリ)「ガザラの戦い−Battle of Gazala−」(Si-phon(サイフォン)):第一印象

■ガザラの戦い−Battle of Gazala−
http://si-phon.jp/koma/001/index.html
>ゲームは、第二次世界大戦北アフリカで繰り広げられたトブルクをめぐる戦いを再現しており、ドイツ軍とイギリス軍に分かれてプレイします。まず最初に手番(開始時はドイツ軍よりスタート)を決めてから、駒を移動させ、敵を攻撃します。それが終わったら、再び手番を決めます。これを勝利条件を満たすまで繰り返します。


■内容

・OS:Android版(540円)
・デザイナー:中黒靖
・ジャンル:作戦級:第二次世界大戦のアフリカ戦線

 サイフォンがコマンドマガジンと手を組んで作った「こまあぷ」シリーズ第一弾。「盆栽ゲームズ」(http://www54.atwiki.jp/bonsaigames/pages/12.html)が作った初心者向けミニゲームのコンピューター移植。


■プレイ記録

 サイフォンがタブレット用にゲームを作ってくれたという事で、Google Playプリペイドカードを購入して、アンドロイドの有料アプリを初DL。しかし、カードに記載してあるコードが「6」なんだか「G」なんだか、「0」なんだか「D」なんだか解り辛く、苦労して入力しても「無効なコードです」とか連続でダメ出しされるので、途中でキレそうになりました……、もっと解りやすく書けやぁ。


 アプリをDLして早速起動するとネいきなりドイツ軍の軍服のアニメ絵少女がお出迎え。まあ原作ゲームのイラストをそのまま使っているだけですが、「ウォーゲームもこういうサービスをしないと客が呼べないのね」と複雑な気持ちがちらほらと。


 プレイの前に「チュートリアル」モードでルールを説明してくれるのですが、パワーポイントのスライド的な物が自動で流れていって、自分の意思で進めたり戻したり出来ないのでストレスがたまって仕方なし。という事で途中でうっとうしくなり、ルールをろくに読まないままいきなりプレイに突入。どうせなら元ゲームのルール(http://www54.atwiki.jp/bonsaigames/pages/12.html)をそのまま一画面で読ませてくれたら良かったのに。


 原作ゲームがハガキ一枚分程度のマップなので、アプリもタブレットの画面にマップがすっぽり収まっておりスクロールの必要は有りません。まあそんな必要があったらストレスたまりそうです。


 当然(?)ドイツ軍を担当して、もう感性のままにユニットを進める事に決定。ドイツとイギリスでサイコロを振り合って、目の大きい方が手番プレイヤーとなり、ユニットを一個動かす。移動力は一律2。ドイツはトブルク占領か4つの街を一回ずつ占領すれば勝ち。当然トブルクを狙って前進前進。ドイツ軍は4コマしかないのでもうさして考える事も無いままトブルクに突っ込み、イギリス軍を蹴散らしてあっさり勝利。所要時間15分……、あっれ〜? ルールをろくに把握してない人間がこんなに簡単に勝っていいの? まあこれはビギナーズラックというやつなのでしょう。


■感想

 先にも書いたとおり、チュートリアルがオートのデモなので使い辛い。スライド形式で説明してくれるのは良いので、自分の意思で前に進めたり戻ったりさせて欲しいところ。あと文章にまとめたルールも欲しい。プレイ中に「ゲームルール」という物が参照可能ですが、これは「ZOC」とかそういう用語の説明であって勝利条件とかには触れていないので、「ルール」説明ではありません。これもどうかと思う。

 手番決定などで機械がサイコロを振りますが、もう一発でスパッと目を出して欲しい。コロコロ転がる効果など不要です。その時間が惜しい。

 あと、よくわからないのですが移動無しでいきなり戦闘は出来ないのかな? 必ず移動しなくてはいけないような感じでしたが、飛ばす方法あるの?


 まあ元ゲームもシンプルですし、ゲーム自体はこんなもんかなという感じですが、並べ立てたように「その他」の部分がこなれていなさすぎ。それとも私がアプリの相場と言うかそういうものを知らず、不相応な希望を申し立てているのでしょうか……


■余談

 チュートリアルにとんでもない誤字が……、「ドイツ軍を食い《止》め」のはずが「食い《詰》め」になっているんですけど……、


★追記

●ガサラの戦い−Battle of Gazala−の遊び方
http://si-phon.jp/koma/001/play.html

 最初からここを見ておけば良かった。移動を飛ばして戦闘に入る方法を書いてあったし。