感想:NHK番組「宇宙白熱教室」第1回「入門編1:「宇宙のスケールを体感する! 〜空間・時間・物質〜」」(2014年6月20日(金)放送)


 「宇宙白熱教室」(全4回)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHK 宇宙白熱教室
http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/cosmology/index.html

 NHK Eテレでの視聴です(放送:毎週金曜 23:00〜23:54)(6月20日〜7月11日)


■概要

>「宇宙白熱教室」は、ローレンス・クラウス教授が、宇宙に興味のある一般市民を対象に行った集中講義(全4回)を取り上げる。
宇宙研究はここ20年ほどの間に、過去1000年間の進歩よりも大きな発展をとげている。講義ではそうした最先端の宇宙論を紹介していくが、専門的な知識を持たない人でもその内容をきちんと“実感”しながら理解できるよう、前半の2回は「入門編」として、宇宙論の基礎をとりあげる。そして後半の2回は、宇宙の始まりから終わりまでの壮大な物語を、ダークマターダークエネルギー、宇宙の加速膨張など、最新の研究結果をまじえながら紹介していく。

第1回 『入門編1:「宇宙のスケールを体感する! 〜空間・時間・物質〜」』


■内容

>宇宙がどのようにして生まれ、今後は一体どうなるのか? その理解はこのわずか20年間で飛躍的に進歩し、過去の1000年間の進歩より驚くほど劇的なものだった。それを理解するためには第一に、宇宙物理学の基礎言語、空間・時間・物質の3つを理解し、宇宙のスケールを体感することが肝心だ。例えば空間。私たちにとってなじみ深い1メートル程度のスケールから、10倍、また10倍と大きなスケールに飛躍しながら宇宙を眺めて見ると、地球、太陽系、銀河系、宇宙の大規模構造と、次々と未知の世界が現れる。逆に10分の1の世界へと次々と入り込むと、原子、原子核素粒子のミクロの世界へと続く不思議なルートが現れる。気が遠くなるほどの目くるめく宇宙への大冒険ツアーへ招待する!

・まず手始めに有名な「パワーズ・オブ・テン」で極大と極小の世界を説明。
・宇宙には「重力」「電磁気力」「強い力」「弱い力」の4つの力がある。そのうち重力が一番弱い。30メートルのビルから飛び降りたなら、重力で30メートル勢いをつけても、電磁気力で結びついた地面を一センチも進めない。
・「強い力」は電磁気力より遥かに強いのに、何故重力と違って体感できないのか? それは「強い力」が原子核レベルの範囲でしか到達できないから。


■感想

 白熱教室は初見ですが、宇宙論ということでチェックしてみました。今回は有名なパワーズ・オブ・テンの説明が大半で、あとは力の説明がちょこっと。という事で今回は宇宙論というより「今後何を扱うか」の予告というところでしたが、それなりに面白そうです。

 子供が教授に質問する内容が「何故一番弱い重力しか感じられないの?」とかいちいちポイントが鋭くて驚きました。もしかしてサクラじゃね?