感想:アニメ(新番組)「白銀の意思 アルジェヴォルン」第1話「遭遇」


 アニメ「白銀の意思 アルジェヴォルン」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■オリジナルTVアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』公式サイト
http://www.argevollen.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。


■概要

 原作無しのオリジナル作品。ジャンルは戦争+巨大ロボット。泥臭い系の戦争モノです。


■キャスト
ススム・トキムネ:逢坂良太
ジェイミー・ハザフォード:大西沙織
(他のキャストは後述)

第1話 遭遇


■あらすじ

 「アランダス連合王国」と「インゲルミア諸国統合体」は長い戦争を続けているが、劣勢のアランダスは国境要塞「グレート・ウォール」まで押し込まれていた。そしてある日、ついにグレートウォールはインゲルミアに突破されてしまった。アランダス軍の兵士「ススム・トキムネ」は、所属部隊の撤退中、民間人のトレーラーがインゲルミア軍に襲われているのを見て、命令を無視して助けに飛び出してしまう。ススムのロボット兵器(トレイルクリーガー)は即座に破壊されるが、トレーラーの中に入っていた新型のトレイルクリーガーに成り行きで乗り込んだところ、圧倒的な性能で瞬時に敵トレイルクリーガーを倒してしまう。


■感想

 情報ほぼ無しで視聴。知っていたのはロボット戦争モノということくらい。いざ視聴してみますと、こういうちょっとだけリアル志向のロボット戦争モノの世界観は珍しく無いと思うし、メインメカとの遭遇の仕方は初代ガンダムとかを髣髴とさせるし、殆ど目新しさは感じませんでしたが、話の進め方・雰囲気は結構好みで好印象。

 しかし、主役メカのデザインが浮きまくっているのはどうかなぁ。量産型ロボが箱が動いて地面を這いずり回るような無骨タイプなのに、主役メカは「顔がターンAガンダム、胴体がエヴァ、ドロップキックも可能な身軽さ」とあまりに違いすぎて、「新世代」とかいう説明では追いつかない気が……、大体兵器であんな曲線だらけの複雑な形のものを作るとは思えない……、まあ今後納得できる説明があるのかもしれません。

 また主人公の命令違反がどーも引っかかりますよね。熱血スーパーロボット物で命令無視をするのはどうでもいいのですが、軍隊モノで、あまつさえ正規軍の兵士が「犠牲はオレだけでいいですから」とか勝手に熱血で動いちゃイカンだろ。自分だけの問題では無く、それで本隊の位置がばれるとか色々有ったらどうするつもりなのか。初代ガンダムみたいに民間人が強引に兵器に乗っていて云々ならともかくねぇ。次回以降軍法会議が無かったらちと見損なうかもしれない。

 と色々感じたものの、とりあえず第一話は順調なスタートと感じました。わりと先が楽しみです。


★キャスト情報の続き
サモンジ・ウキョウ:土田大
スズシロ・サオリ:大原さやか
シルフィー・アップルトン:櫻井浩美
ロレンツ・ジュリアーノ:浜田賢二
ハンチョウ:手塚秀彰
ソラノ・アカネ:赤粼千夏
シオノ・カオル:橋本ちなみ
リクル・ヒカル:愛美
シュライン・リヒトフォーヘン:櫻井孝宏
ジュリアス・ユーニオス:速水奨