感想:映画「モスラ対ゴジラ」(1964年:日本)(2014年7月21日(月) 放送)

モスラ対ゴジラ <東宝Blu-ray名作セレクション>

(※以下、結末まで書いてありますのでご注意ください)

■プレミアムシネマ
http://www.nhk.or.jp/bs/t_cinema/

 NHK BSプレミアムでの視聴です。
 
 

大型台風が去った後、巨大な卵が静之浦に出現。それは漂着したモスラの卵であり、インファント島からやってきた双子の小美人は、卵の所有権を主張する興行主に返還を懇願するが受け入れられない。一方、倉田浜干拓地から出現したゴジラが名古屋を壊滅状態に陥れる。そして卵へと迫ったその時、成虫モスラが現れる。凶悪なゴジラと正義の使者モスラの対比が見どころ。ザ・ピーナッツが演じる小美人が歌う「モスラの歌」にも注目。

 
 
■あらすじ

 強烈な台風が日本を通過した後、巨大な卵が海岸に流れ着いた。早速興行師が卵を買い取り見世物にしようと動き出した。やがて新聞記者(宝田明)・カメラマン(星由里子)・科学者(小泉博)の前に双子の妖精的なキャラ「小美人」が現れる。小美人によれば、卵は「インファント島」から台風で流された「モスラ」の卵で、島の住人にとって大事なので返して欲しいという。しかし記者たちの尽力も虚しく興行師は返還に全く取り合わず、諦めた小美人たちは成虫モスラに乗って島に帰ってしまった。

 やがてゴジラが(唐突に)干拓地に出現し、名古屋を壊滅させた後、モスラの卵の方に向かう。記者たちはインファント島に乗り込み、小美人たちにモスラゴジラと戦わせるように頼む。それを受け入れたモスラは日本に飛来しゴジラと戦うが寿命が尽きて死んでしまう。しかし、直後小美人の歌でモスラの卵から双子の幼虫が誕生、ゴジラを糸でぐるぐる巻きにして海の中に叩き込むと、そのままインファント島に戻っていった。


■感想

 もう「ザ・昭和怪獣映画」という感じで、宝田明、小泉博、藤木悠、デスク田崎潤、まさかの悪役に佐原健二自衛隊の指揮官・藤田進、と見知った顔が勢ぞろい。

 しかしお話はタルイ。ゴジラが出てくるまでは宝田明記者たちのドラマがキビキビと進むのですが、ゴジラが登場以降は、ゴジラの破壊活動がもったりしているし、インファント島のドラマもなんだかなーという感じだし、成虫モスラとのバトル・自衛隊の電気攻撃・双子幼虫との第二ラウンド、と、全てにスピード感が無くモタモタ。という事で、しょーじきあんまし面白いと思いませんでした。
 

7月21日(月)
午後1:00〜2:30  BSプレミアム
プレミアムシネマ  「モスラ対ゴジラ
1964年・ 日本 

〔製作〕田中友幸
〔監督〕本多猪四郎
〔脚本〕関沢新一
〔撮影〕小泉一
特技監督円谷英二
〔音楽〕伊福部昭
〔出演〕宝田明、星由里子、小泉博、ザ・ピーナッツ藤木悠佐原健二 ほか
〔カラー/レターボックス・サイズ〕

 

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