感想:ゲーム雑誌「ゲームグラフィックス Vol.9 (1887 9/1)」


 CGの本ではなく、1986年〜1991年に大日本絵画が発売していたテーブルゲーム等を扱う雑誌です(1991年休刊)。古雑誌を手に入れて、四半世紀遅れて感想を書いています。


 発売日:1987年8月15日(偶数月15日発売)

■(参考)大日本絵画
http://www.kaiga.co.jp/shop/

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■内容

◆特集

 ガキ大将特集(!)。昔の子供はこんな遊びをしていた、として馬乗りだのベーゴマだの缶けりだのを説明。内藤陳とかの有名人に「ガキ大将とは何か? 何故今はいなくなったのか?」とか聞いていたりします。



TRPGパート

・[連載]ファンタズム・アドベンチャー関連。今回は戦闘システム紹介。

・新和社員によるD&D紹介(その昔、D&Dはこの会社が扱っていたのですよ)。ベーシック・エキスパート・コンパニオンといったセットの紹介のあと、D&D的ゲームとして「タリスマン」「ブラッドボ−ル」「ボードゲーム版火吹き山の魔法使い」を紹介。



◆ウォーゲームパート

・歴史読み物。ベトナム戦争戦史。

・[連載]シミュレーションゲームの色々紹介らしい。今回はマルチプレイヤーズゲームとして「ディプロマシー」「戦国大名」「シヴィライゼーション」を紹介し、さらにマルチゲームで生き残るコツを解説。



◆読者参加ゲームパート

・[連載]フィクショナル・トルーパーズ(中東の架空の二国の戦争に戦闘機パイロットで参加)

 結果発表とリプレイ漫画。


・[連載]イングリッズ・レース(SF武装自動車バトルレース)

 結果発表。



◆付録ゲーム

 オリジナルファンタジーRPG「LOST LOVERS 失われた恋人たち」

 簡易TRPGシステムと、建物探索シナリオ一本。昔は付録に「TRPGを一作」付ける豪華な時代だったのですな。
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 ……、まあこんなもんか?