(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
■金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ
http://www.ntv.co.jp/kinro/index.html
日本テレビ系での視聴です(2014年9月5日(金) 21:00〜22:54)。
■概要
https://kinro.jointv.jp/lineup/140905
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの第3部が「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」。2012年に公開され、同年内のアニメ映画で最大のヒットとなる50億円以上の興行収入を記録、シリーズ最大のヒットとなった超話題作がTV版となってテレビ初登場! 主人公である碇シンジと同じくエヴァンゲリオンのパイロットであるアスカ、マリらが、過酷な運命に翻弄されながら戦いを続ける姿を描く。
物語は前作からさらにスケールアップ、美しいビジュアルと迫力のアクションシーン、最先端の映像と音楽が融合した本作は、目くるめく映像体験を約束してくれる、まさに革命的エンターテインメントだ!この作品を観れば、日本だけでなく、世界中で新たなファンを獲得し続けている「エヴァ」の魅力にきっと圧倒されるはず。
21世紀版エヴァ映画の三作目。
■キャスト
碇シンジ 緒方恵美
アヤナミレイ(仮称) 林原めぐみ
式波・アスカ・ラングレー 宮村優子
真希波・マリ・イラストリアス 坂本真綾
葛城ミサト 三石琴乃
(他のキャストは後述)
■あらすじ
シンジがふと目覚めると、前の戦いから既に14年経っており、ミサトたちは「ヴィレ」という組織のメンバーとして『ネルフと』戦っていた。シンジは事情がわからず混乱するが、そこにレイの乗った初号機が現れたので、シンジはレイと共に逃亡する(アスカは「エヴァの呪い」で歳をとっていない)。
シンジはネルフ基地に連れて行かれ、渚カヲルという少年から、シンジが14年前「サード・インパクト」を引き起こして世界を破滅させたことを説明される。ゼーレという組織が企んでいた「人類補完計画」とは、大災厄を引き起こして人類を進化させる、というものだった。
打ちひしがれるシンジに、カヲルは「セントラルドグマ」(基地の地下)で「アダム」に刺さった槍二本を引き抜けば、全てが元通りになるというので、シンジはその話に飛びつき、エヴァ13号機(複座)に乗って、カヲルと一緒に地下に向かう。
そこにアスカと真希波のエヴァが現れ攻撃してきた上に、カヲルも意味不明のことを口走って中止しようと言い出す。シンジはかまわず槍を引っこ抜くが、世界が元通りになるどころか、アダムが使徒になり、13号機が変形して「フォース・インバクト」がスタートし、カヲルは自分が13番目の使徒だと口走る。結局、カヲルがエヴァ13号機に槍を刺して自決した事で、フォース・インパクトは食い止められる。全てはゲンドウの思惑通りらしかった。
墜落したシンジのところにアスカが現れ、廃墟の中をシンジを引きずって歩き出す。続く。
■感想
※以下、辛口の感想になっておりますので、本作品が好きな方はご注意ください。
アスカの声が代替わりしたのかと思ったら、宮村優子氏でした。まあ20年も経てば声も変わるわよね。
さてさて、ここから本題。こんなわけの解らん話を提供して、お客からは「エヴァサイコー」とか言われて金がガポガポ儲かるのだから、心底ぼろい商売だなぁと思った。最初から最後まで、まともに話を組み立てずにシンジ/観客を驚かせているだけじゃん。
ミサト「シンジ君、あれから14年経っているのよ」→シンジ「な、なんだってー!?」
アスカ「バカシンジ、私は歳をとらないのよ!」→シンジ「な、なんだってー!?」
カヲル「シンジ君、君のせいでサード・インパクトが起きたんだよ」→シンジ「な、なんだってー!?」
カヲル「シンジ君、フォース・インパクトが始まったよ、あと僕は使徒なんだ」→シンジ「な、なんだってー!?」
ホントにこの四行で済む事を延々それっぽい台詞をまぶしてごまかしているだけでした……、金払ってこれを見せられたら私なら怒る。
ホント、1990年代の再来だよなぁ。あの頃も、テレビアニメのオープニングをカット毎に分析して「これはXXをあらわしているのでは?」とか綿密に考察する人がいましたが「意味の解らないものを提供すると叩かれるどころか客が勝手に想像で埋めてくれて褒めてくれる」のだから楽なもんですわ。
★キャスト情報の続き
赤木リツコ 山口由里子
渚カヲル 石田彰
碇ゲンドウ 立木文彦
冬月コウゾウ 清川元夢
伊吹マヤ 長沢美樹
青葉シゲル 子安武人
日向マコト 優希比呂
ゼーレ01 麦人
高雄コウジ 大塚明夫
鈴原サクラ 沢城みゆき
長良スミレ 大原さやか
北上ミドリ 伊瀬茉莉也
多摩ヒデキ 勝杏里