小説「最後の深淵の騎士」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 485巻)の感想です。
(※以下、今回の話の内容について触れています。ご注意ください)
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■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4150119805
最後の深淵の騎士 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-485 宇宙英雄ローダン・シリーズ 485) 文庫 2014/11/21
ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 増田久美子 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2014/11/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150119805
ISBN-13: 978-4150119805
発売日: 2014/11/21
>〈宇宙英雄ローダン・シリーズ485〉峡谷族のチャンは、市場で買った赤ん坊を深淵の騎士にするという野望をいだいていた!
>その昔、銀河系からはるか遠くはなれたノルガン・テュア銀河の惑星カルトレベックに、峡谷で暮らす住民がいた。そんな峡谷族のひとりであるチャンは、市場で買いあつめた家族とともに、カルトレベックをあとにする。特殊な能力を持つ銀河の権力者のシクルに謁見するためだ。チャンとその家族はある野望をいだいていた。シクルを抱きこんで、市場で買った赤ん坊のハーデン・クーナーを深淵の騎士にさせようというのだが!?
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■宇宙英雄ローダン・シリーズ[485]巻
日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン・シリーズ」の一冊です。
発売日 = 2014年11月21日(金)
サイクル= 第15サイクル「宇宙の城」
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◇969話 偽の騎士(ウィリアム・フォルツ)(訳者:増田久美子)
太古、ノルガン・テュア銀河。ある男が自分の身内の赤子を「深淵の騎士」にするための陰謀を企て!?
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過去に本作の同人翻訳版「贋騎士」を読んだことあり。その時から思っていましたが、とにかく展開がややこしい。時間も場所もバラバラな3つのストーリーを順繰りに進めていくので、ローダンシリーズ屈指の複雑展開になっております。フォルツ先生こりすぎです。
ところで、クーナーは赤子の時にすり替えられたのだから、そもそも自分が「ハーデン・クーナーという名前である」という事すら知らないと思うんですけど。
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◆970話 最後の深淵の騎士(ウィリアム・フォルツ)(訳者:増田久美子)
偽騎士ハーデン・クーナーはテラナーの殖民惑星に潜伏しようとするが!?
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過去に本作の同人翻訳版「守護者の最後」を読んだことあり。しかし、そのときは単なる単語でしかなかった「ペトロニアー」とか「サイコド」とかが、シリーズ作品をここまで積み上げてきたおかげで全く違う景色に見えるというか。また、最後のアルマダンの最期のエピソードは同人版でも暗記するくらい読んだのですが、やはり泣ける。
ところで、ローダンたちが《パン=タウ=ラ》で出会ったオービター・ゾルグですが、この話を読むと「何十万年、ことによると100万年以上」もの間、主人のイグソリアンを探し続けていることになっちゃうのですが……、凄い長生き、というか設定ミスですよね、これ。
アンドロイド指揮官のアルラス(UFO血清の人)も負けずに長生きですが、こちらはコスモクラートに不老処置をしてもらっているのでしょう。しかしまさかの場面での再登場には驚きました。
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前半はたるかったのですが、後半はググッと面白くなって大満足。
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★表紙絵
手前の人物は多分ジェン・サリク。背景に鎧の騎士が居ますが……、これは誰なのか不明。
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★あとがきにかえて
担当は「増田久美子」氏。全1ページ。最近は花の匂いとか感じないなぁという話。
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★予告
次巻は486巻「リルタと虚無の声」(クルト・マール)(2014年12月5日(金)発売予定)。
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★おまけ
あらすじネタバレ版はこちらへ。
■ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm
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最後の深淵の騎士 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-485 宇宙英雄ローダン・シリーズ 485)
- 作者: ウィリアム・フォルツ,工藤稜,増田久美子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 文庫
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