感想:NHK番組「ニッポン戦後サブカルチャー史【再放送】」第8回「セカイの変容〜岡崎京子・エヴァンゲリオン・ゲーム〜90年代(1)」(2015年1月2日(金)放送)


 NHK番組「ニッポン戦後サブカルチャー史」(全10回)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHK|ニッポン戦後サブカルチャー
http://www.nhk.or.jp/subculture/index.html

 NHK Eテレでの視聴です(放送:2015年1月2日(金) 深夜2:00〜2:50)。(本放送 2014年9月19日(金))


■概要

>「ニッポン戦後 サブカルチャー史」は、戦後から現在へと到る、ニッポンのサブカルチャーの変遷を辿り、その本質へと考察を深めていく、前代未聞!?の歴史番組です。
>今、世界を席巻する、ニッポンの「サブカル」。「クールジャパン」前夜に何があったのか?
>「大島渚」が、「新宿カルチャー」が、「天才バカボン」が、「YMO」が、「エヴァンゲリオン」が…何を変え、どう今につながるのかを巡る旅。ナビゲーターは演劇界の奇才、宮沢章夫。愛と独断に満ちたサブカルチャー論をお送りします。

第8回 セカイの変容〜岡崎京子エヴァンゲリオン・ゲーム〜90年代(1)


■内容

>講 師/宮沢章夫
>受講生/風間俊介 福嶋麻衣子(アイドル・プロデューサー) マシュー・チョジック(編集者/ライター)

>90年代、バブル崩壊阪神淡路大震災地下鉄サリン事件…時代の大きなうねりの中で、エポックメイキングとなる新たな表現が同時多発的に生まれていく。岡崎京子のマンガ「リバーズ・エッジ」は生きる実感が希薄化する時代の空気を描き、ゲームの世界では、バーチャルとリアルの境界を突き破るような作品が登場。そして95年、「新世紀エヴァンゲリオン」がアニメ界に革命を起こす。謎が謎を呼ぶ作品は私たちの何を変えたのか。

 1990年代前半。バブルが崩壊し、漫画「リバーズ・エッジ」(岡崎京子)や「完全自殺マニュアル」がヒット。世の中は重苦しい空気。そしてエヴァンゲリオンが大ヒット。冷戦は終結したのに第一次湾岸戦争発生、阪神・淡路大震災地下鉄サリン事件バーチャファイター1の大ヒット、Win95の発売、初代ポケモン発売。など。



■感想

 別にエヴァ特集とかそういう回では無く、1990〜1995年ころの出来事を一通り並べた後、当時はサブカル畑ではエヴァが持ち上げられていてねぇ、とか語っただけの回。


 なんか、この番組だけ見ていると、1990年代前半が景気が悪化して日本が暗黒時代に転落して行ったようなイメージが……、そりゃエヴャや自殺マニュアルも流行ったかもしれませんが、その一方で


・「セーラームーン」見てセーラー戦士に萌えまくったり

・「Xファイル」を見て、「オイオイ毎回オチがついてないぞ」とか突っ込んでいたり

・「Gガンダム」見て、「こーの馬鹿弟子がぁぁ」という台詞にしびれていたり、

・「ガンダムW」見て「ヒイロ受け、デュオ攻め」とか妄想したり

・エルフとかアリスのゲームをプレイして堪能していたり、


 とか色々楽しいこともあった時代でしたよねぇ。まあ、こんな風に書いちゃうのも「1990年代はエヴァで代表されるように暗いアニメばっかりだった」とか「アニソンはエヴァ以前はマトモなものがなかった」とか吹く人がたまにいるから、当時のことをメモ代わりに書いておこうと思いまして。