感想:アニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」第17話「アイーダの決断」


 アニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」(全26話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

ガンダム Gのレコンギスタ
http://www.g-reco.net/

 BS-TBSでの視聴です。

第17話 アイーダの決断


■あらすじ

 マスクたちはトワサンガ政府からテスト中の新型モビルスーツを借り受け、テスト飛行の名目でメガファウナの襲撃に向かった。しかし地球人同士で小競り合いをしている最中、トワサンガ側からコロニー側の宇宙ゴミの掃除をするように一喝される。トワサンガには、フォトンバッテリーを供給する「ヘルメス財団」の宇宙船が来ており、彼らの機嫌を損ねれば地球のエネルギーが失われるため、結局全員が一旦休戦してゴミ掃除を行なうことに。一方、クンパ大佐は実はトワサンガ人で(本名ピアニ・カルータ)、かつてベルリとアイーダを地球につれてきた張本人であることが解る。アイーダは色々考えた末、今度はヘルメス財団の本拠地に乗り込もうと決心する。

脚本 富野由悠季


■感想

 クンパ大佐の正体ばらしあたりはちょっと面白かったけど、なんというか話が上滑りというか、深みが無いというか。富野氏の書いた小説を読んだことがあるので、「富野風だなぁ」というのははっきり感じますが、なんというか、今風のアニメの話運びに慣れていると、アイーダの心の動きの描写とかそういうのがあっさりしすぎて物足りない。考えてみたら、このアニメ「個人の頭の中の心の声」というのがなくて、常に会話だけなんですよね。それで人の気持ちがイマイチ読み取りにくいのか。天才クリムとか、悪巧みが常に口から流れ出てしまうマスクあたりはそれでも良いけど……


★ついで

 諏訪部順一氏って一人で何役やらされているんだ。初代ガンダム永井一郎氏的ポジション?