感想:NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)『File-27 シリーズ アメリカUFO神話(2) ロズウェル事件・前編』(2015年1月31日(土)放送)


 NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー - NHK
http://www4.nhk.or.jp/darkside/

 NHK総合での視聴です。(放送:毎週土曜 22:30〜22:50)

『File-27 シリーズ アメリカUFO神話(2) ロズウェル事件・前編』


■内容

>UFOの歴史的事件に迫る3本シリーズ。第2回は史上最大の陰謀疑惑・ロズウェル事件!アメリカ政府は墜落した宇宙船と宇宙人の死体を隠している?事件の全貌を明らかに!


>アメリカ政府は、墜落した宇宙船と宇宙人の死体を隠している!?UFOをめぐる歴史的事件に迫る3本シリーズ。第2回は史上最大の陰謀疑惑・ロズウェル事件!1947年、軍が発表した衝撃情報「空飛ぶ円盤の残骸を回収した!」…軍は翌日、誤報だと訂正したが、その後、あれは本当だった!という証言が続出。はたして真実は!?1950年代から1980年代まで、続出した宇宙人騒動の推移を追い、その社会的背景に迫る。

 BSプレミアム版の「File-10」(2014年8月16日(土) 放送)から。


 1952年7月19日と26日にワシントンDC上空で謎の飛行物体が目撃・レーターで探知され、空軍が迎撃に飛び立つなど大騒ぎとなった。のちに空軍は気象の関係だと発表。しかし世間では『軍は空飛ぶ円盤に関する情報を隠している』という疑惑をもたれる事になった。


 直後、同年9月12日に、フラットウッズに身長3メートル、赤い顔、丸い二つの目、鋭い鍵爪を持ち毒ガスを放つ宇宙人が現れ、人間を襲撃してきた、という怪事件が発生。以後1950年代は全米各地で「恐ろしい姿の宇宙人を見た」という目撃談が相次いだ。しかしながら、宇宙人の実在を示す具体的な証拠は何一つ残されていなかった。


 1960年代になると今度は「私は宇宙人に誘拐された」という「アブダクション」の報告が多発。宇宙人が家畜を襲って殺した、という「キャトルミューティレーション」も報告されるようになった。


 1977年には、SF映画「未知との遭遇」が公開された。これは人類と異星人との初遭遇を描いたもの。この中では軍は宇宙人のことをひたすら隠蔽する存在として描かれた。


 そして、1979年、特別番組「UFO'S ARE REAL」が放送された。それは32年前、1947年にニューメキシコロズウェルに円盤が墜落したという衝撃の事実を明かすものだった。1947年7月2日(ケネス・アーノルド事件の直後)にロズウェルの牧場に謎の金属片が落下。6日に軍が破片を回収したが、それは信じられない強度を持っていた。8日、ラジオは軍が円盤の残骸を回収したと放送。破片はフォートワースの基地へ送られたが、9日軍は破片は観測気球の残骸だと発表して、この一件は誤報ということで終わってしまった。当時破片を回収した軍人は「あれは絶対気球の破片ではない」と証言した。


 そして、この番組の放送以降、実は私も見た、という人たちがゾクゾクと出現した。証言を集めると、7月3日に円盤が墜落していて、その近くには人間と似ても似つかない謎の生物三体が横たわっていた。ところがすぐに軍がやってきて目撃者に口止めをして追い払ったという。また病院に担ぎ込まれた三体の内、一体はまだ生きていたという。


 果たして軍は本当に空飛ぶ円盤と宇宙人を回収し、しかもそれを隠しているのか? 次回に続く。


■感想

 オカルト話の王道・空飛ぶ円盤テーマ回その2。BSプレミアム版で放送した、あのUFO特番のナレーションで有名な矢島正明氏に、あの「チャララーチャララチャララー、ジャァァァァン」というあのテーマ曲と共に宇宙人目撃情報を延々と説明してもらう、というのをちょっとだけ使いました。


 時系列でUFO事件を並べて、「UFO物語がどう発展していったか」が良く解る構成になっていてグッドでしたよ。