感想:NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)『File-32 雪男“イエティ”の真実 前編』(2015年3月7日(土)放送)


 NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー - NHK
http://www4.nhk.or.jp/darkside/

 NHK総合での視聴です。(放送:毎週土曜 22:30〜22:50)

『File-32 雪男“イエティ”の真実 前編』


■内容

>未知の巨大類人猿が襲撃!?天空の雪原に謎の足跡を残す、未確認生物“イエティ”。正体を探るべく取材班はヒマラヤへ!毛皮発見!?驚きの証言!?絶景広がる高地で何が?


>毛皮発見!?謎の肉食生物が襲撃!?…吹雪とともに現れ、天空の雪原に謎の足跡を残す、全身毛むくじゃらの巨大生物“イエティ(雪男)”。世界最高峰エベレストの周辺で目撃され、世界中の調査隊が捜索をおこなったが、いまだ正体不明。はたしてイエティは実在するのか?今回は、ヒマラヤの絶景広がる3000メートル級の高地を直撃取材!現地の人々の証言から、イエティの正体を探る。未知の類人猿か?見間違いか?それとも?

 BSプレミアム版の「File-11」(2014年12月28日(日)放送)から。


 世界の各地に未確認の巨大類人猿の伝説があるが、その中で一番有名なのがヒマラヤの「雪男」こと「イエティ」だろう。身長2m、黒い毛で覆われ、尖った頭を持ち、二足歩行、ヒマラヤの3000m以上の地域に住む、と言われる。


 1953年、イギリスの登山隊が人類史上初のエベレスト登頂を果たした。その二年前、1951年に、イギリス人登山家エリック・シプトンは、ヒマラヤの標高6000メートル付近で未知の巨大生物の足あとを発見し報告した。現地では古くからイエティという妖怪的な生き物が居るという言い伝えがあり、「これがイエティの足跡だ」と外国に紹介された。以後、1980〜90年代にも登山家が未知の生物に遭遇したという報告をしている。


 イエティの正体について、大きくわけて3つの説がある。
1)未知の類人猿が本当にいる説
2)既知の動物(カモシカユキヒョウ、クマなど)の見間違い説
3)酸素不足が引き起こした幻覚説


 ネパールの高地に住む「シェルパ族」(登山をサポートする「シェルパ」というのは、部族名から来ています)に聞いてみると、イエティは巨大類人猿らしい、と語る。1974年にはイエティに女性が襲われ、家畜のヤクを惨殺される事件が起こったという。


 1954年、現地にイギリスのイエティ調査隊が乗り込み、住民に「想像図」を渡したりして調査したが成果は無かった。また1959年には日本の学術調査隊が来ているがやはり成果は無し。現地に「イエティの腹の皮で作った帽子」というものが存在するが、調べても古すぎて何の毛か解らなかった。


 と、伝説レベルではみんな知っているのに、具体的な存在の証拠が未だ見つからないイエティ。このギャップは一体どういうことなのか? 次回に続く。



■感想

 雪男の調査のためマジにネパールに取材班を送り込むNHKって凄いよね。


 ……、この事がレンホー的うるさ型の人に見つかったら、「雪男のために国民の放送料を使うとはどういう了見だ!」とか吊るし上げをくらいそう。怖っ。