感想:懐かし番組「引田天功 大脱出シリーズ」1週目「引田天功地獄の大流水 死の水道管大脱出!」(2015年3月12日(木)放送)

 「引田天功 大脱出シリーズ」(全3回)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

引田天功 大脱出シリーズ | ファミリー劇場
http://www.fami-geki.com/tenkou/

 CS放送ファミリー劇場での視聴です。



■概要

引田天功地獄の大流水 死の水道管大脱出!
http://www.fami-geki.com/detail/index.php?fami_id=02449

初代・引田天功の「大脱出シリーズ」第四弾。地中に埋められた箱の中から、大量の水と爆薬が仕掛けられた水道管をつたっての大脱出に挑む。


人間の限界を賭けて挑戦する、引田天功の驚異のマジック・ショー。海底や炎に包まれた車、炎上するジェットコースターなどからの脱出に成功し、その不死身ぶりを披露した引田天功が「大脱出シリーズ」第四弾として選んだのは、地中の箱の中から、大量の水と爆薬が行く手を阻む水道管をつたっての大脱出。脱出が遅れれば命の保証はない・・・。


【司会】:本多当一郎(NTVアナウンサー)、石川牧子(NTVアナウンサー)
【出演】:引田天功富永一朗一谷伸江はかま満緒 ほか
制作年:1973年初放送
2015年03月12日(木) 21:00 - 22:30

 日本テレビの「木曜スペシャル」特番。

 ちなみに、水道管脱出の前に、前振りというかで、「さて視聴者の皆様からご要望のあったシリーズ第三弾・死のジェットコースター大脱出をごらん頂きましょう」とか言って、こっちも丸々放送してました。内容は「棺おけ風の箱の中に寝かされて、手足を固定されて、その箱をジェットコースターに乗せる。走り出したら、コースターから火が吹いて、おまけに線路は途中までしかなくて小屋みたいなところに突っ込んだらおしまい。」という物。



■感想

 初代・引田天功、懐かしいよね〜。「マジシャンのてんこう」と聞くと「プリンセス」じゃないほうが先に浮かぶ世代です。


 内容ですが、さすが1970年代というかで、ゲストのはかま満緒がもう酷いことを言いまくり。自称天功の親友なのですが、天功に面と向かって「もう死ぬから香典持って来たよ」とか言うし、その後も観客席で「これはもう助からないよね、死ぬよ」とか縁起でも無い事を連呼しまくりです。いやー、今ならネットで叩かれまくりそうな不謹慎ぶり。


 脱出に入ると天功からは状況を知らせる信号が届く仕掛けで「問題なし」「脱出中」「ちょっと待て」「SOS」の四種類があるのですが、くっそ笑ったのが「ちょっと待て」サインが付いても、みんな「あー、ちょっと待てと出てますねぇ」とか言って全然心配してないこと。おいおい、「今ピンチです」と知らせてきているのにその余裕はなんなのか。そして終盤は当然のように「SOS」サインが光りまくって視聴者をハラハラさせますが、当然ジャーンと天功脱出成功。脱出で死力を尽くして疲れ果て、一人では立てないほどの天功ですが、最後はヘリからぶら下がったロープに掴まって颯爽と飛び去っていくのでした……、元気じゃん!


 いやー、なかなか面白かったですよ。一説によると『番組は編集しまくりで、実際のところは天功は全く危なくなかった』とかいう話もあるらしいのですが、ガチでやったと信じて見るほうが面白いよね。


★こちらもどうぞ
第二週
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第三週
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■おまけ

http://www.fami-geki.com/tenkou/
死の水道管大脱出とは?

このシリーズ第4弾では静岡県の遊園地 日本ランド(当時)を舞台に水道管を使った巨大なセットが組まれた。

10メートルの高さの櫓(やぐら)を組み、そこに水槽を設置する。その水槽から20メートルの水道管が伸び、すべり台のように地中に突き刺さる。突き刺さった先(地中)には密閉された箱が用意される。ここからがスタートだ。

引田天功は手錠と足枷をされ、その上、袋にも入れられ身動きが出来ない状態で地中の箱に閉じ込められる。その状態で水槽から水が流れ出ていき、地中の箱と水道管4か所に付けられたダイナマイトが、時限装置により上へと順に30秒ごとに爆発していく。閉じ込められた天功は、水攻めに遭いながら、そして水道管の爆発よりも早く逆上って脱出しなければならない。

今回の最大の敵は天功曰く「時間」。
どうする、天功!