感想:映画「トータル・リコール」(2012年:アメリカ)(2015年5月8日(金)放送)

トータル・リコール [Blu-ray]

(※以下、話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
(※昔のシュワルツネッガー版のことにも触れていますのでご注意ください)

■金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ
http://www.ntv.co.jp/kinro/index.html

 日本テレビ系での視聴です(2015年5月8日(金) 21:00〜22:54)。


■概要

https://kinro.jointv.jp/lineup/150508
記憶が簡単に操作できる近未来を舞台に、記憶とは、自分とは、という哲学的なテーマをスリリングに描き出すSFアクションを地上波初放送! 原作は「ブレードランナー」や「マイノリティ・リポート」の原作者であり「マトリックス」などにも多大な影響を与えた伝説的SF作家=フィリップ・K・ディックによるSF小説。1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化された物語を、「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督が新たなアプローチで再び映画化した。緻密に設計された近未来都市の造形は想像力をかきたてられること必至。ハリウッド最高の才能が結集し、生み出された圧倒的な映像世界は絶対に見逃せない!主演のコリン・ファレルはもちろん、ケイト・ベッキンセールジェシカ・ビールら女優陣が身体を張って挑戦した迫力のアクションも必見だ!


<ダグラス・クエイド/カール・ハウザー> コリン・ファレル森川智之
<監督>レン・ワイズマン

(他は後述)


■あらすじ

 21世紀末。最終戦争の後、世界の大半は荒廃し、生き残りの内、富裕層はイギリスの「ブリテン連邦(UFB)」・労働者層はオーストラリアの「コロニー」、でそれぞれ暮らしている。両地域は地球を貫通するトンネルを通る乗り物「ザ・フォール」で結ばれている。近年はコロニーの独立を叫ぶ独立派のテロが後を断たない。

 コロニーの労働者「ダグラス・クエイド」は、作り物の記憶で楽しい思いが体験できるという「リコール社」に出かけてみるが、いきなり警官隊に襲撃され、以後必死で逃げ回る羽目になる。やがてダグラスは、自分が独立派の大物で最近行方知れずの「カール・ハウザー」だと知る。

 ハウザーは元UFBのスパイで、独立派に共感して寝返ったものの、UFBに捕まり、「ダグラス」の記憶を入れられたのだった。ダグラス/ハウザーは独立派の基地にたどり着き、自分が知っているはずの機密情報を取り出してもらおうとするが、それがキーとなって基地の場所がUFBにばれ、独立派は皆殺しにされる。実は「ハウザーが独立派に寝返った」というところから以降総てが、独立派の基地を見つけるためにUFBが仕組んだ壮大な陰謀だった。しかしハウザーは元のUFBのスパイに戻ることを拒み、UFBからの軍隊を詰め込んでいたザ・フォールを吹き飛ばしコロニーを守った。


■感想

 あれ、火星に行かないの? 宇宙人の遺跡は? とビックリする内容でした。

 まあ評価は悪くは無くて、退屈せずに楽しめましたが……、背景の街とか室内とかのメインでない情報がうるさすぎて、俳優たちが何をしているのか良くわからないというイライラがありましたな。そこはマイナス。

 あと設定面ですが、地球をぶちぬくトンネルって豪快すぎ。人類の科学力はどれだけ進歩しているんだと思わせる。マグマとか地球の核とかを全部くりぬいて長さ一万キロのトンネルですよ。その技術力が有るなら宇宙にでも進出したほうが早そうな気がするけど……

 まあそこそこ楽しめたので良しとしますか。




★ついで

 主役担当=森川智之、ヒロイン担当=岡寛恵本田貴子、ってもう「洋画のレギュラー声優集結ぅ」って感じですな。



■参考

https://kinro.jointv.jp/lineup/150508
戦争によって地球上の大半が居住不可能になった21世紀末。限られた富裕層は“ブリテン連邦=UFB”に暮らし、地球の反対側にある“コロニー”を支配下に置いていた。ダグラス(コリン・ファレル)は、コロニーからUFBに働きに出る労働者の一人。コロニーの反体制組織“レジスタンス”を鎮圧するためのロボット警官を作る工場で働きながら、妻のローリー(ケイト・ベッキンセール)と単調だが幸せな生活を送っていた。しかし、毎晩同じ女性が登場する謎の夢に悩まされていた彼は、ふとしたきっかけで自らの記憶を人工的に操作できる会社“リコール社”で、スパイの記憶を購入することに…。


ダグラスの記憶が書き換えられようとした瞬間、突然リコール社に警官が突入し、ダグラスに襲い掛かる。訳がわからないままに抵抗するダグラスだったが、本人も知りえなかった見事な戦闘能力であっという間に警官を倒してしまう。さらに、混乱の中で自宅に帰ったダグラスを待っていたのは、愛する妻・ローリーの襲撃だった…!!


キャスト
<ダグラス・クエイド/カール・ハウザー> コリン・ファレル森川智之
<ローリー・クエイド> ケイト・ベッキンセール(岡 寛恵)
<メリーナ> ジェシカ・ビール本田貴子
<コーヘイゲン> ブライアン・クランストン金尾哲夫
<ハリー> ボキーム・ウッドバイン(楠 大典)
<マサイアス> ビル・ナイ小川真司


スタッフ
<監督>レン・ワイズマン
<スクリーン・ストーリー>
 ロナルド・シャセット&ダン・オバノン and ジョン・ボヴィル and カート・ウィマー
フィリップ・K・ディック原作 短編「追憶売ります」による

 
トータル・リコール スチールブック(1000セット数量限定) [Blu-ray]