あらすじ(ネタバレ):小説「長時間兵器」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 497巻)(2015年5月22日(金)発売)

長時間兵器 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-497 宇宙英雄ローダン・シリーズ 497)

 小説「長時間兵器」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 497巻)のあらすじです。
(※以下、今回の話の内容のネタバレですのでご注意ください)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150120064
長時間兵器 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-497 宇宙英雄ローダン・シリーズ 497) 文庫 2015/5/22
ペーター・テリド (著), H・G・エーヴェルス (著), 工藤 稜 (イラスト), 林 啓子 (翻訳)
文庫: 288ページ
出版社: 早川書房 (2015/5/22)
発売日: 2015/5/22

軍団司令官のアムトラニクは、太古の秘密基地がある惑星ショウルマーガーをめざした!


“ビーストロア”の異名を持つ惑星ショウルマーガーに接近してきたのは、アムトラニクひきいるギル艦隊だった。この惑星に、太古のガルベシュ軍団が建造した秘密基地があるのだ。そこに行けばマルゴルの大波から逃れるすべが見つかるかもしれない。そう考えたアムトラニクは《ヴァジファー》でショウルマーガーに着陸を試みる。ところが、ほかの艦は乗員たちがふたたび見当識障害に襲われたため、惑星に墜落しはじめた!


◇993話 けものたちの稜堡(ペーター・テリド)(訳者:林 啓子)

 アムトラニクの艦隊は、120万年前にガルベシュ軍団が建設した秘密基地を求め、惑星ショウルマーガーにやって来た。しかし軍団オービターたちは「マルゴルの大波」の影響で錯乱し、艦隊の多くが着陸時に失われてしまった。しかも秘密基地は120万年の間に完全に崩壊してしまっていた。直後、ショウルマーガーにLFT・GAVO"K連合艦隊が出現したため、アムトラニクは艦隊を見捨て《ヴァジファー》のみで逃走すると、「マルゴルの大波」を止めるためプロヴコン・ファウストを目指した。(時期:不明。3587年11月頃?)


◆994話 長時間兵器(H・G・エーヴェルス)(訳者:林 啓子)

 マルタッポンでは、オービターのミスで「マルゴルの大波」を調整していた機械が失われ、大波の波動が変化してしまった。その結果、ガルベシュ軍団員への影響は無くなり、代わりにジェン・サリクの体調が悪化してしまう。サリクの発する『騎士オーラ』が弱まった結果、オービターたちはサリクへの忠誠心を失ってしまった。一方、ローダンたちの《バジス》は、銀河系近傍まで帰還していたが、「マルゴルの大波」の事に気が付き、「二百の太陽の星」で情報を入手する事にした。(時期:不明。3587年11月頃?)

(補足:P151。「アトラン・シリーズ」の登場人物「アルゴンキン=ヤッタ」と妻「アンリタ」についての記述有り)