感想:アニメ「山田くんと7人の魔女」第8話「超ウザイんだけど」


 アニメ「山田くんと7人の魔女」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■アニメ「山田くんと7人の魔女」公式サイト
http://www.yamajo-anime.com/

 BS11での視聴です。


■新キャラ
滝川ノア:悠木碧

第8話 超ウザイんだけど


■あらすじ

 超研部は、来る文化祭で焼きそばパン屋を出店するため、引き換えに生徒会長からの「一年生の問題児四人組を大人しくさせる」という依頼を引き受ける事にした。四人の内三人は以前は人気者だったが突然問題を起こして以後校内で浮いた存在になっており、その原因は四人目の「滝川ノア」にあるらしい。ノアは過去を見る能力の魔女で、おそらく他の三人の過去を見て脅し、手下にしているに違いなかった。しかも行方不明の魔女関連のノートの下巻はノアが持っているという。


 山田は早速ノアに会いに行くが、相手にされずあっさり追い返される。山田は山崎会長を問い詰め、ノアが仲間の三人を魔女にしたがっていると知る。魔女の能力は代々継承されるため、ノアは現魔女のうららや寧々を学校から追い出そうと目論んでいるようだった。山田たちは先手を打って三人組を捕まえ、ノアに魔女を消すのを止めるように要求するが、ノアは了承しない。山田はノアの能力が、他人のトラウマとなった辛い体験を見る力だと知る。ノアの側の三人とも、見に覚えの無いことで問題児扱いされ、行き場所を失った末にノアの側にたどり着いたのだった。結局三人は自分の誤解を解くため地道に努力していく道を選び、ノアは山田になついて好きだと宣言する。



■感想

 ……、うん、一言で言って詰め込みすぎ。まさかこの話まで30分一回で済ますとは思わなかった……、


 ホント、出来が良いアニメだけにこの駆け足展開は心底もったいない。大体にして、全12話で7人の魔女の話を一気にやるという計画に無理がありすぎる。おかげで今回も(前回同様)オープニングもエンディングも潰して話に当てているのにまだ足りず、早回しみたいな構成になってしまって……。今回は今までとはノリの違うシリアス話なので、余計大事にして欲しかったのですけどね。会長関連のエピソードもこの調子で超特急で済ましてしまうのかと思うとため息……、もったいないお化けが出そう……


 できる事なら、ブルーレイ/DVDでは、『ディレクターズカット』とかなんとか称して、余裕を持ったバージョンに作り直して欲しいと切に願うところ。