【ゲームブック】『暗黒教団の陰謀 輝くトラペゾヘドロン』:えっ、完全オリジナルのストーリーじゃないって?

暗黒教団の陰謀—輝くトラペゾヘドロン

 アニメ・漫画・ゲーム系オタクはみんな大好き(?)「クトゥルフ神話」ジャンルですが、その昔、ゲームブックブームの頃、クトゥルフゲームブックが発売されました。つまり、コレです。

http://www.amazon.co.jp/dp/448890601X
暗黒教団の陰謀 輝くトラペゾヘドロン 文庫 1987/2
大滝 啓裕 (著)
文庫: 302ページ
出版社: 東京創元社 (1987/02)
発売日: 1987/02


〈輝くトラペゾヘドロン〉は、見つめることによって宇宙が誕生して以来のあらゆる知識が得られ、地球をいま一度わが手に収めようと機会をうかがっている邪悪な〈旧支配者〉の秘密をすべて知ることができるという、万物の王である。この〈旧支配者〉の野望を打ちくだくためにも〈輝くトラペゾヘドロン〉を手にいれねばならないのだが、かつてそれを発見しえた者は、謎めいた死をとげている。あなたはこの至宝を手に入れ、人類の終末をくいとめられるか?恐怖のトゥルー神話に題材をとったゲームブック!

 しかし、このゲームブック、難易度がかなりアレと評判はイマイチだったのですが……


●暗黒教団の陰謀 輝くトラペゾヘドロン: 積みゲー バカ一代
http://halbarad.seesaa.net/article/409591685.html

当然、深きものどもなどとの戦闘もありますが、「ダイスを振って偶数/奇数で運試し」とか
50%の確率で死ぬ場合もあったりします。
あと、途中でデッドルートに入ってしまうと、その後どうやっても結局死ぬというww
(最初のパラグラフを切り抜けても、次で結局死亡、なんてのがザラにあります)

かなり理不尽かつ不条理なつくりですが、まぁファンアイテムとしてはアリなのかなぁ?


 なるほど、元記事の筆者さまも同じ感想のご様子。ところで、それはそれとして、発売28年目にして初めて知った驚愕の事実がありまして……

基本的なプロットは、ダーレスの『永劫の探求』(の『アンドルー・フェランの手記』)と同じですw

 な、なんだってー!? この作品は完全オリジナルじゃなくてダーレス先生の作品が下敷きだったのか!! ならばどこかに「原案:ダーレスの『アンドルー・フェランの手記』」みたいなことを書くべきだったんじゃないの? あとこれ知らなかったの私だけ?