感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン1」第9話「宇宙」

X-ファイル シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 ドラマ「X-ファイル シーズン1」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン1
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s1/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。

第9話 宇宙 SPACE


■あらすじ

EP9 宇宙
宇宙センターの指揮官が奇妙な行動を取るようになる。調べを進めると、彼はジェミニ8号で宇宙遊泳した際に"火星の顔"そっくりの存在に遭遇していたことがわかる。

 お題は「地球外生物」。


 モルダーたちは、NASA職員のミッシェルから、スペースシャトル打ち上げが何者かに妨害されているとして、調査を依頼される。二週間前、シャトルの打ち上げが出発3秒前にトラブルで中止されたが、その原因となった傷ついた部品は、人間の力で細工する事は事実上不可能だった。そのためミッシェルは超常現象に詳しいモルダーたちに連絡したという。また、この部品の情報をミシェルに伝えてきた相手も不明だった。


 モルダーたちはNASAの打ち上げセンターに出向き、責任者のマーカス・ベルト中佐に面会するが、ベルトは妨害の可能性を一蹴する。ベルトは元宇宙飛行士で、モルダーが尊敬する人物だった。ベルトの言う通り、次の打ち上げは無事成功するが、シャトルが宇宙に出た途端次々とトラブルが発生し、しかも明らかに打ち上げセンター側からの工作が原因だった。


 実はベルトは現役宇宙飛行士時代、宇宙遊泳中に謎の存在に憑依されていた。そして一方で計画の指揮官として成功を追及しながら、一方では破壊工作を行なっていた。謎の憑依存在はベルトの体を離れ、シャトルに直接破壊工作を行なうが、失神寸前のベルトの的確な指示によってシャトルは無事帰還した。直後ベルトは病院の窓から飛び降りて死んだ。モルダーは、人類の宇宙進出を快く思わない何者かがベルトに取り付き、破壊工作を行なわせていたのだろうと考えるが、全ては謎のまま終わる。


■感想

 約20年ぶりに見ましたが、物凄く面白い。この番組屈指のお気に入り話です。


 シャトルのミッション中に次から次からトラブルが起きるというキビキビした展開が退屈させないし、「宇宙遊泳中に何かに取り付かれた」とか「取り付いた幽霊的存在の顔が、例の『火星の人面岩』にそっくり」とかいうオカルトな要素がまたオカルトスキーの心をくすぐりますし。


 初期は宇宙人にも色々パターンがあって楽しかったなぁ。