感想:成年漫画誌「コミック天魔(テンマ/TENMA)2015年4月号」(2015年3月13日発売)


 発売日:2015年3月13日(毎月13日発売)

■Comic 天魔 | 茜新社
http://www.akaneshinsha.co.jp/item/3789/

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表紙…うるし原智志


TANA … 「あまイヤ」

 できる女性上司が部下と秘密の恋人同士。最近仕事で忙しくて抱いてもらえないので頭の中がエロい事で一杯。仕事が一段落したので思いっきりヤリまくりました。


 TANA作品おなじみの、濃い、というより濃すぎる展開で、女性キャラがチ●カスがどうとかこうとか口にするとか、とにかく下品にエロイ。ただしこの人のマンガ、初見の時は良くても、読み返すと濃すぎて胸やけがして来るので、評価は微妙です。



シオマネキ … 「ヨリドリオモチャ」

 30歳のおじさんが14歳の姪と一緒に、押入れから姉/母親が使用している大人のおもちゃを発見。姪が興味津々でローターを使おうとして、色々揉みあっている内、エッチな事になってしまいました。


 いつものシオマネキコメディ展開。別にエロさはありませんが、話は割と好き。



森島コン … 「主導権はどっち?-続・肉熱BODY-」

 2月号の続編。主人公のチッコイ男子はエッチの時にいつもデブ先輩に主導権を握られてばかりなので、おもちゃの手錠を使って拘束しようかと思っていたら、逆にそれを見つかって自分が後ろ手に拘束されてしまいました。


 デブ先輩がちょっとSっぽくなってチピッ子彼氏をいたぶる展開がなかかな燃えます。



一弘 … 「裏切りの牝豚調教-憧れの義姉-第二話」


 1月号の続き。義弟に犯された奥さんはその後も、イヤよイヤよと言いながらズルズルと関係を続けてしまいます。ところがある日義弟がもう飽きたから別の女に乗り換えるといわれて愕然、自分からヤッてくれとおねだりするのでした。


 いつもの一弘漫画展開ですが、悪くないです。



篠塚裕志 … 「ワンタイムギャル 後編」

 2月号の続き。ある日、主人公奥様の娘が彼氏のチャラ男を自宅に連れてくるのですが、それは先日カラオケで出会った三人組の一人でした。そして娘に中出しされたくなかったら相手をしろ、と言われて泣く泣くチャラ男に抱かれる事に。そして危険日なのに中出しされてしまい……、


 ところがここで大逆転。このチャラ男の苗字から、こいつがご近所のママ友の息子でマザコンだという事が判明。立場が逆転し、今日はママに甘えていいからね、とか言いながらやさしく相手をしてあげて、ガンガン中出しさせます。数ヵ月後、すっかり真面目になった元チャラ男が、妊娠した奥様を見ながら「できることなら何でもしますから」とかいっているシーンで〆。


 いやー、この作者の大得意な陵辱系真っ黒展開かと思ったら、途中から年上の余裕みたいな話になってしまったのに驚きましたが、これはこれでイイ。



皐月芋網 … 「姉は下品に美しく」

 真面目系お姉ちゃんが弟に「何故か男の友達が出来ません」と相談。弟が「お姉ちゃんは固すぎて近寄りがたいからもっとエロイ雰囲気を出せばいいんだよ」とか言いながら指導したところ、お姉さんが突然ビッチ化。弟を押し倒して逆レイプを始めました。


 まあ何時も通りエロス度はそこそこ。しかし昔の絵を知っていると、今の絵はなんか妙な方向に進化してしまったというか、違和感有るんですわ。



飛龍乱 … 「母子装姦」

 お母さんはデブ息子が引きこもって高校に登校してくれないので大弱り。しかしアニメのキャラのコスプレをすれば部屋に入れてくれるので、やむなく(年甲斐もなく)ツインテールにしてミニスカに着替えて息子と面会。その内、マザコン息子が「入れさせてくれたら高校に行くから」というので、やむなく近親相姦におよぶのでした。


 飛龍乱がテンマ初登場。この人は、エロマンガ業界で1980年代から描いていて、未だに消え去る事なく現役なのには感心します。同じ世代と思う猫島礼とかなんか、もうすっかり足を洗って普通の漫画を描いてますしね。他の若手と比べても話が別に劣っているという気もしないし、適応能力というかそういうのは凄いですよね、この人。

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■評価(3点が最高で)「2」