感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン1」第16話「再生」

X-ファイル シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 ドラマ「X-ファイル シーズン1」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン1
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s1/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。

第16話 再生 YOUNG AT HEART


■あらすじ

EP16 再生
4年前に獄死したはずの連続殺人犯、バーネットからモルダーに脅迫状が届いた。捜査を進めていくと、刑務所には遺伝子操作を研究する医師がいたことがわかり・・・。

 お題は「人体実験(若返り)」。


 強盗事件が発生し、現場には犯人からモルダー宛ての脅迫メッセージが残されていたが、その筆跡はかつてモルダーが逮捕した凶悪犯バーネットのものだった。しかし、バーネットは刑務所に送られ四年前に心臓発作で死んでいた。


 FBIはバーネットのふりをした別人の犯行と考えるが、モルダーは強硬にバーネットが生きていると主張する。やがて調査の結果、バーネットが刑務所で死んだのは偽装だった可能性が出てきた。当時刑務所の医師だったリドリーは、その前に若返りの研究のため人体実験を行なった罪で医師の資格を剥奪されていた。どうやらリドリーはバーネットたち囚人を相手に人体実験を行なっていたらしい。


 やがてモルダーたちにリドリー医師が接触してくるが、彼は自分を若返らせたものの、病気にかかり死期が迫っていた。リドリーによれば、バーネットが若返り実験の唯一の成功例だったが、バーネットはリドリーの研究資料を持ち逃げしていた。デイープスロートによれば、そのバーネットは政府に研究資料を渡すことと引き換えに罪の軽減を要請しているらしい。やがてバーネットはモルダーを苦しめるため、スカリーの命をねらうが、逆にモルダーに撃たれて死んだ。結局リドリーの資料の行方は解らないままとなった。


■感想

 サスペンスな展開はなかなか引き込まれましたが、良く考えてみるとなんかヘンな話である。バーネットは心臓発作で死んで死体を灰にしたという話は、では誰の死体だったのか。バーネットは何故4年間も隠れていて今まで出てこなかったのか。バーネットの右手はサンショウウオか何かの手でしたが、あれは「とても器用な手」なのか? そもそも医師の資格がないリドリーが刑務所に雇ってもらえるものなのか? 冷静に振り返ると穴だらけのような。