感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン1」第17話「E.B.E.」

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 ドラマ「X-ファイル シーズン1」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン1
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s1/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。

第17話 E.B.E.  E.B.E.


■あらすじ

EP17 E.B.E.
空軍が追撃したUFOの残骸を、米軍がトラックで移送した。モルダー捜査官は、エイリアンの物的証拠を求めて米軍を追うことにしたが、そこには驚くべき秘密が・・・。

 お題は「未確認飛行物体、政府の陰謀」。


 ハイウェイで運転手たちやパトカーの警官が次々とUFOを目撃する騒ぎが発生した。モルダーはその内、発砲騒ぎを起こしたトラック運転手に話を聞くが、どことなく胡散臭いと思うものの、そのまま釈放せざるを得なかった。やがてモルダーたちは自分たちが盗聴されている事に気が付く。


 モルダーはディープスロートからの情報で、数日前イラク空軍機が領空に侵入してきたUFOを撃墜した事を知る(※この話は1994年放送で、イラクはまだサダム・フセイン政権時代です)。モルダーは、アメリカが墜落したUFOの残骸を回収し、例のトラックで運んでいると直感する。目撃されたUFOは残骸の回収のために現れた可能性が有った。


 モルダーは早速トラックを追おうとするが、ディープスロートが、先日国内で撮影されたばかりのUFOの証拠写真を提供してきた。モルダーはトラックの事を忘れ、早速写真の場所に向かおうとするが、スカリーの冷静な指摘で、写真が捏造だと気がつく。モルダーはニセ情報を掴まそうとしたディープスロートを糾弾するが、ディープスロートはモルダーにも知られてはいけない真実があると切り返す。政府は国内の安定のため、国民に知らせるべき情報をコントロールしているという。


 モルダーたちはトラックを追うが、奇妙な発光のあと運転手が消えた事に気が付く。しかもトラックが運んでいたのは、UFOの残骸では無く、生きた乗員だったらしい。モルダーはこれはエイリアンの仕業では無く、あくまで人間の偽装工作だと判断し、改めてUFOの目撃事例を調査し、とある軍の基地へとたどり着く。モルダーとスカリーは基地内に潜入し、モルダーは強引に乗員を見ようとするが、兵士たちをディープスロートが制止し、モルダーに既に乗員は殺されたと教える。


 1947年のUFO墜落事件(※ロズウェル事件)のあと、世界の大国(アメリカ、旧ソ連、イギリス、フランス、東西ドイツ)は、「生きた宇宙人を捕まえた場合は、その国が責任を持って処分する」という密約を結んでいたのだという。ディープスロートは過去にその取り決めに従い、エイリアンの一人を殺したと告白する。解放されたモルダーは、彼のいう事がどのくらい真実なのだろうかと考えていた。


■感想

 おもしろーい。1970年代に「UFO特番」とかに心を奪われた世代としては、こういう「UFOが墜落した」だの「残骸を政府が隠している」だのという展開にワクワクしますねぇ。


 ちなみに、今回ローン・ガンメンの三人組が初登場しています。



★おまけ

 サブタイトル「E.B.E.」とは「地球外生命体(Extraterrestrial Biological Entity)」のこと。「イーバ」とも言う。