感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン2」第1話「リトル・グリーン・マン」

X-ファイル シーズン2 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 ドラマ「X-ファイル シーズン2」(全25話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン2
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s2/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。


■作品概要

今作よりひとつのパターンとなる、政府の陰謀&エイリアン・アブダクト系のストーリーが登場。物語はより深みへと謎を増して行く。また、後の常連となるキャラクターも多数登場。特にクライチェック、スモーキング・マンの動きが描写され、謎の組織の動きがわかりやすくなっている。圧倒的人気を得て、社会現象を巻き起こしたシーズン1の面白さはそのままに、謎、ボリューム全てにおいて上回ったシーズン2がついにHD版で日本初放送!


■キャスト
【フォックス・モルダー捜査官】デイビッド・ドゥカブニー/小杉十郎太
【ダナ・スカリー捜査官】ジリアン・アンダーソン/相沢恵子

第1話 リトル・グリーン・マン LITTLE GREEN MEN

■あらすじ

EP1 リトル・グリーン・マン
モルダー捜査官は、今は使われていない地球外生命体交信研究所SETIに通信が入ったと聞き、捜査のため現場へ向かう。ところがそこでエイリアンを目撃し・・・。

 お題は「地球外生命体、政府の陰謀」。


 X-ファイル課の消滅後、スカリーはFBIアカデミーの教官となる一方、モルダーは興味のない盗聴の仕事を担当させられ、すっかりやる気を無くしていた。モルダーは自分とスカリーが政府に監視されていると信じ込んでいたが、スカリーはそれを疑っていた。

 ある日、モルダーは支援者であるマシスン上院議員から、プエルトリコのアレシボ観測所へ行き何かを見つけろと指示される。モルダーは観測所で、何かの信号と、以前NASAが送り出した探査機ボイジャー1号に搭載されていたメッセージ、の二つが受信されていたことを知る。明らかに何者かが地球外から信号を送ってきていた。さらにモルダーは、まぶしい光の中で、人間とは異なる姿の何かを目撃した。

 やがてスカリーがモルダーの居場所を独自に突き止めアレシボにやってきた。そこに政府が送り込んだ軍隊が到着したため、モルダーたちは録音テープを持ってそのまま逃げ出す。しかしなぜかテープには何も録音されておらず、またしても地球外生命体の証拠は失われてしまった。


監督 デビッド・ナッター
脚本 グレン・モーガン&ジェームズ・ウォン

■感想

 新シーズン開幕。初回からスキナーとスモーキング・マンが登場し、政府の手先がモルダーたちを付け回すなど、後に当たり前となるパターンはこのシーズンで固まったようです。しかし、グレイっぽい宇宙人の姿らしきものがかすかに映るなど、「矢追純一UFO特番」的なノリも残しており、この頃の宇宙人ネタは良かったなぁと懐かしがることしきり(シーズンが進むに連れて、「エイリアン=入植を目的とする、変身可能な緑の血の連中」で固まってしまったのは痛し痒しという感じで……)


 ちなみに、「リトル・グリーン・マン」というのは宇宙人を意味するくだけた表現らしいです。