CGアニメ「サンダーバード ARE GO」の感想です。
（※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください）
■THUNDERBIRDS ARE GO
http://thunderbirds-are-go.jp/
NHK総合での視聴です(放送日：2015年8月15日(土) 18:10〜18:42)。
■作品概要
http://www9.nhk.or.jp/anime/tag/
＞ジェリー・アンダーソンによる数々の革新的な技法により５０年前にイギリスで誕生した『サンダーバード』。
＞人命救助をテーマに、災害や事故に勇敢に立ち向かう国際救助隊（インターナショナル・レスキュー）の姿を描き、社会現象になるほどの人気を博すのみならず、日本の特撮やアニメーションにも多大の影響を与えた。その後も根強い人気を誇り、世代を超えて支持される不朽の名作と言っても過言ではない。
＞２０１５年、５０年の時を経て新シリーズが始動。お馴染みトレーシー家の５人兄弟の活躍を、ＣＧアニメーションとミニチュアセットの融合というユニークな表現手法で新たに描く！生まれ変わった『サンダーバード』の新たな伝説が始まる…
1965年制作の超有名特撮人形劇「サンダーバード」をCGアニメ＋ミニチュア番組としてリメイク。イギリスで今年４月から放送中。
■キャスト
サンダーバード1号 スコット 浪川大輔
サンダーバード2号 バージル 花輪英司
サンダーバード3号 アラン 村瀬歩
サンダーバード4号 ゴードン 柿原徹也
サンダーバード5号 ジョン ＫＥＮＮ
サンダーバードS号 ケーヨ 寿美菜子
プレインズ 上田燿司
レデイ・ペネロープ 清水理沙
パーカー 岩崎ひろし
フッド 石塚運昇
第１話 インターナショナル・レスキュー出動！〈前編〉
■あらすじ
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-08-15&ch=21&eid=1158&f=3669
＞世界的に大ヒットした名作「サンダーバード」が５０年の時を経て帰ってきた！世界各地で起きる災害や事故に勇敢に立ち向かうインターナショナル・レスキューの活躍を描く！
＞ミネルバ環礁沖で海底地震が発生。震源地付近の深海調査ステーションから救難信号を受けて、バージルとゴードンが出動。ゴードンは海中での救出活動の中、地震を発生させていた装置を発見する。インターナショナル・レスキューがその装置を調べて行くと…。
＞【声】浪川大輔，花輪英司，柿原徹也，ＫＥＮＮ，村瀬歩，上田燿司，寿美菜子，磯辺万沙子，清水理沙，岩崎ひろし，石塚運昇，【監督】デビッド・スコット
太平洋・ミネルバ環礁沖で海底地震が発生し、海中の調査ステーションが被害を受けたため、インターナショナル・レスキューが救助に向かった。救助作業中、ゴードンは海溝内からの信号を受信し、それが父親ジェフの手がかりではないかと考え調査に向かう。しかしそこに有ったのは、ジェフとは関係のない、謎の機械だった。ゴードンはその機械が海底地震を発生させていると考え、機械を回収後、ステーションの人員を救出した。
救助作業後、ぺネロープとパーカーは、機械がブラックマーケットで流通している部品で作られていると突き止め、製造者の元へと向かう。そこには謎の機械とインターナショナル・レスキュー宛ての手紙が残されていた。パーカーが機械のボタンを押した途端、オーストラリア沖の海底で地震が連続発生し、同時に謎の男が電波ジャックを行い、世界中に自分に従うように要求してきた。続く。
■感想
サンダーバード大好きっ子（……という歳でもなくなりましたが……）としては、もうどんな内容なのか心配で心配で仕方ない新番組で、息がつまりそうになりながら視聴しましたが……、結論から言うと「まあまあ」でしたね。
とりあえず映像面は完璧。オリジナルシリーズのメカデザインをほぼそのまま使っているし、キャラクターたちも微妙な頭身というかで、あの人形たちの雰囲気を出しているし、１号や２号の発進シーケンスもまんまだし、このあたりはオリジナルへの敬意というかそういうものがあって実に良し。
ストーリーは……、まあダメじゃない。なんか色々な設定が「承前」になっているとか、テンポがムチャクチャ早くてゆとりがない、というのは「現代風」ということなのでしょう。オリジナル版の独特のゆったり感が全く無いのも、これはこれで時代の要請ということかもしれません。あとはパパ・ジェフがいきなり不在という謎設定が吉と出るかどうか……
お話の内容は震えて感動するほどではなかったにせよ、とりあえず見れるレベル。失望したというほどではなし。
という事で、今のところオリジナル版を越えてはいないものの、少なくとも『オリジナルを貶めている！！』とか怒るような内容ではなかったので一安心。明日の後編と一まとめにして評価したいところですかね。
