感想:アニメ(新番組)「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」第1話「東京の魔女」


 アニメ「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)



 BS11での視聴です。


■作品概要

http://concreterevolutio.com/introduction/index.html
「もうひとつの日本」を舞台にして繰りひろげられる、多彩な超人たちの饗宴――。
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。

これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の「超人たち」が、もしすべて同時に実在していたとしたら?
登場する「超人」たちは、誕生も特性も、実にさまざまだ。
宇宙から来た巨人、ファンタジー世界の生命体、古代から妖怪とされてきた存在、科学者に改造されたサイボーグ、太古に滅亡した巨大文明の遺産などなど……。
一部の超人は公然と活動して世間から人気を集め、一方で素性を隠しながら密かに戦う超人もいる。そして超人に対抗する敵勢力、組織もまた、それぞれ暗躍を続けている。

日本政府は、秩序確保のために多様な手を打った。
そして設立された組織のひとつが、厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」である。
その通称は「超人課」――「超人」を発見・確保し、保護し、安全に管理するのが任務だ。
超人課に所属するメンバーの一人、人吉爾朗(ひとよしじろう)が、本作の主人公である。


 原作無しのオリジナル作品。レトロ調ヒーロー物。


■スタッフ

原作:BONES會川昇
監督:水島精二
脚本:會川昇、ほか
キャラクターデザイン・総作画監督伊藤嘉之
キャラクター原案・コンセプトデザイン:いとうのいぢ氷川へきる、平尾リョウ
SFデザインワークス:海老川兼武柳瀬敬之、渭原敏明、松本秀幸
アニメーション制作:ボンズ


■キャスト

人吉爾朗(ひとよし・じろう):石川界人
星野輝子(ほしの・きっこ):上坂すみれ
(他のキャストは後述)


第1話 東京の魔女

■あらすじ

 神化45年。人吉爾朗と星野輝子がにらみ合っている。


 神化41年。ウェイトレスの星野輝子は、人吉爾朗から産業スパイ事件への捜査協力を依頼される。輝子の勤める店で、高名な天文学者が研究成果を産業スパイに売り渡す予定で、そうなれは地球の科学の進歩が10年遅れるという。ところがスパイは情報を受け取るどころか、逆に博士に何かの荷物を手渡す。輝子はとりあえず博士から荷物を奪うと、「魔法少女」に変身して、その場から逃げ出す。スパイは「S遊星人」としての正体を表し追ってくるが、正体不明の巨大ヒーロー「グロスオーゲン」が出現し、二体の戦いとなる。


 爾朗はグロスオーゲンに加勢しS遊人を倒すが、そのあとグロスオーゲンの正体である人間を突き止める。彼はかつて死にかけていたグロスオーゲンと出会い、命と体を共有したあと、正義の為に戦っていたのだった。しかし爾朗は正体不明の超人が活躍することを許さず、結局グロスオーゲンは地球を去った。S遊星人は地球人に自分たちの基地が発見されるのを防ぐため、ニセデータを出力する機械を渡そうとしていたらしい。輝子は爾朗の所属する「超人課」の一員となった。


 神化45年。あのグロスオーゲンと命を共有した人間は、今は爾朗が捕まえたS遊星人の体に宿り、正義の超人として活動していた。爾朗はS遊星人と共に去っていった。


■感想

 結構気に入りました。レトロフューチャー的な世界観に、昭和のウルトラマンとか魔女っ子とかサイボーグ009とか的なキャラクターが登場する、という内容は、かなり狙いすぎてくどい感じがしますが、悪くは無いですよね。話は結構濃くて、展開もそれなりに面白い。これは期待しても良いんじゃないかという感じがします。


 ただ、この内容が全12話で収まるのかどうかというところが心配ですけど……


★キャスト情報の続き

鬼野笑美:豊崎愛生
風郎太:中村繪里子
芳村兵馬:川島得愛
秋田大司:金尾哲夫
柴来人:鈴村健一
ウル:大川透
人吉孫竹:三木眞一郎