【アニメ】アニメ「落第騎士の英雄譚」と「学戦都市アスタリスク」を笑う理由


 この10月の新番組で「落第騎士の英雄譚」と「学戦都市アスタリスク」というアニメがあるのですが、続けてみたらあまりに中身が似すぎていて笑ってしまった。

GA文庫10周年プロジェクト第3弾 TVアニメ「落第騎士の英雄譚
http://www.ittoshura.com/


アニメ「学戦都市アスタリスク」公式サイト
http://asterisk-war.com/



●両アニメの共通点

・どちらも学園超常バトル物。


・どちらも生徒たちは超能力的パワーを持っている。


・どちらも生徒たちは何かというとすぐに決闘したがる。


・どちらもメインヒロインはピンク髪。


・どちらもメインヒロインは外国のお姫様。


・どちらもメインヒロインの「二つ名」は火炎関連で「●●の●女」(「落第騎士」は「紅蓮の皇女」、アスタリスクは「華焔の魔女」)。


・どちらも転校イベントからスタートする(「落第騎士」はメインヒロインが、アスタリスクは主人公が、転入してくる)。


・どちらも主人公とメインヒロインの出会いは、主人公がヒロインの着替えシーンをうっかり見てしまうというシチュエーション。


・どちらも着替え目撃事件の後、ヒロインが主人公に決闘を申し込む。



 両作品を続けて視聴したので、もうあまりの共通点の多さに苦笑い状態でした。



ラノベのテンプレートなのでしょうが……

 どちらもライトノベル原作のアニメ。おそらくラノベには「学園生徒戦闘モノ」というジャンルが存在し、「転校から始まって主人公がヒロインの着替えを覗く」というところまでは固定イベントとしてこなすことが決まっているんでしょうね。


 その昔は「スーパーヒーロー系巨大ロボット物」というアニメのジャンルが存在し、「宇宙人その他の強大な敵の襲来→正義のロボが出撃」という一連の流れが固定されていて、視聴しているほうも、それが当たり前だと受け取っていました。


 今から考えれば、敵が「ミケーネ帝国」でも「暗黒ホラー軍団」でも「キャンベル星人」でも「百鬼帝国」でも、毎回一体ずつ敵を送り込んできて、主人公サイドがそれを撃破して終わり、ですから、どの作品も同じではないかといわれればそうなのですが、当時は全てを楽しく視聴していました。


 多分今のラノベ読者も、これらの超人生徒バトル系学園物を同様に受け止めていて、「全部一緒ではないか」という批判には、首を振りながら「お前には解ってない」と切り返すのだろうな、と、ふと考えましたね。まあ、なんといわれてもこっちにはそっくりに見えるわけですが。