感想:アニメ「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件」第7話:全ての太ももフェチに送る回


関連サイト→ TVアニメ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』公式サイト 一迅社文庫
放送 AT-XAT-Xが最速放送)。
【※以下ネタバレ】

第7話 ツンピュアさんの本領 (2015年11月18日(水)放送)

■あらすじ

 課外授業の続き。愛佳は庶民文化のスペシャリストとしてクラスの人気者となり、本人も大喜びだったが、なぜか麗子はクラスメートと打ち解けた愛佳を見て寂しそうだった。公人は風呂に入っている最中女子たちの入浴と鉢合わせしてしまい、愛佳は慌てて他の女子から必死に公人の姿を隠して庇うが、公人はのぼせて倒れてしまう。それを見た愛佳は人工呼吸を試みるが、そのシーンが他の生徒に目撃され、公人と愛佳は付き合っているという話になってしまった。愛佳への誤解を説くため、庶民部はもうしばらく存続することになった。


 公人専用メイドの九条みゆきは、実は名家の子息で、メイドをしているのは何かわけありの様子だった。しかも普段は公人を罵倒しているのに、朝起こす前にはこっそりキスをしていた。


脚本:下山健人





■感想

 あいも変わらず盛り上がりに欠けるストーリーです。


 序盤、公人が可憐と服の店でやり取りするシーンは笑いどころの一つのはずなのですが、イマイチ盛り上がらない。可憐が公人に向かって、負けたエルフの戦士みたいに、「くっ、好きにしろ!」と開き直るところとか、公人が可憐のホットパンツ姿を評価して「これは全ての太ももフェチが求めた、遠き理想の、アーサー王……、アーサー王ゥゥゥゥ!!」とか言うところとか、味付け次第で大爆笑のシーンになる筈なのですが、実に淡々としていて全然心に食い込んでこないのは何故なのでしょうか。


 まあ、みゆきが口では公人を毛嫌いしているのに、実は結構好意を抱いているらしいところは気になりましたが、その程度ではね。


 原作のポテンシャル的には「はがない」と対等だと思っているのですが、アニメ化された際の質のあまりの差には涙を禁じえませんよ……